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研究会活動

研究活動

分科会 終了した分科会

システム技術分科会
ネットワークを含む情報システム全体の構築/利用/運用に関して、事例/取り組み紹介等を通して、最新技術の研究、情報交換、問題解決のための討議を行う。
教育環境分科会
教育環境におけるICTを活用した教育手法や普及の仕組み、およびその段階で発生する問題点とその対応策について検討する。また、システムの教育活用だけでなく、研究室内での諸活動に関するシステム環境についても検討する。
科学技術計算分科会
科学技術計算分野における情報システムの構築/利用/運用に関して、事例/取り組み紹介等を通して最新技術の研究、情報交換、問題解決のための討議を行う。
合同分科会
上記3分科会やWG活動の相互連携の場として年1回開催する。

WG 終了したWG

デジタルツイン活用研究WG [2023年3月〜2025年3月]
 2020年3月まで活動した「汎用VRシステムの活用研究WG」、それに続いて2022年11月まで活動した「5G時代の可視化技術研究WG」では、科学技術・教育分野における可視化を対象に、ハードウェア面では旧来のPCだけでなくスマートデバイスやHMDなどのVR機器、またソフトウェア面ではそれらの多様な機器に対応したマルチプラットフォームな開発基盤が目的を達成するのに十分な水準に達していることを調査し、これを検証するアプリケーションの開発を行った。また、スマートデバイスなどに用いられる次世代移動体通信規格「第5世代移動通信システム」(5G)について、現状の技術、サービス内容、活用事例、今後の動向を調査し、5G技術を可視化環境におけるデータ転送手段として適用する際の可能性と課題を調査し、報告書としてまとめた。
 本WG「デジタルツイン活用研究WG」では、先のWGで行った可視化に関する調査・研究の成果を活用し、デジタルツインの構築に必要なフレームワークを提案して公開する。デジタルツインは、サイバーフィジカルシステム(CPS)の一つの形態であり、高度な計測・観測により現実世界の中から収集されたデジタルデータを基に物理的な製品やサービスをサイバー空間上で仮想的に複製し、将来起こり得る様々な事象を予測可能にするシミュレーション技術として、その活用範囲は製造分野からはじまり、エネルギー、都市、気象などに拡大しつつある。CPSの主要要素としては、点群処理技術,エッジ処理、機械学習、シミュレーション,VR/AR可視化などがあり、現状を分析し、デジタルツインの課題や将来展望などについて議論する。
 デジタルツインのアプリケーションは、仮想空間と物理空間を同期させるためリアルタイム性が重視される。特に可視化においては、UnityやUnreal Engineに代表されるゲーム用の開発エンジンや、Project PLATEAUでWebGLベースのビュワーの開発に利用されているCesium、またNVIDIAが開発しているOmniverseなどのプラットフォームが次世代のリアルタイム可視化技術として注目を集めている。一方で、デジタルツインに最適化した可視化手法やサービスは情報が多岐にわたっており、シミュレーションデータの最適化方法やリモートレンダリング技術など、実際の開発に必要となるノウハウをまとめながら、情報公開を行う。また、可視化以外にもデジタルツイン構築の要素技術となるリモートセンシング、点群計測技術、高性能シミュレーション、最先端のVR/ARデバイスについても調査・研究を行い、デジタルツイン活用技術を波及するための提言を行いたい。
見えないもの(頭脳知)を見える化へWG [2022年4月〜2024年3月]
 現在、 スポーツ科学分野、音楽・伝統芸能分野、人工知能分野、製造業をはじめとするものづくり分野等幅広い分野において、「見て学ぶ」技術/技能伝承手法が行われている。しかし、これらの技術/技能伝承手法には大きな課題がある。それは、暗黙知の所在である。暗黙知とは、ある個人の身体に染み付いているものや技能、長年の経験や勘、直観等に基づく知識で,言葉で伝えることが難しく、さまざまな分野でその解明が積極的に行われているが、その多くが「身体知 (個人が実際に身体を使って習得した知識)」に関する研究である。
  暗黙知には「身体知」という視点以外に新しい切り口が必要ではないかと考える。例えば、ドライバーやくぎ打ちなどの技能/技術は「見て学ぶ」ことができるが、熟練技術者等が作業中,頭の中で行われる判断は、情報入手作業は見えるが頭の中で行われた判断作業は見えない暗黙知がある。そこに暗黙知を解明する糸口があるのではないかと推察する。
  そこで、本WG 見えないもの(頭脳知)を見える化へは、 頭の中で行われる判断、情報入手作業は見えるが判断作業は見えない暗黙知を「頭脳知」と定義し、「頭脳知」の解明と見える化(形式知化:文章,図表,数字などによって説明・表現・共有できる知識)を試み、技術/技能伝承の障壁である暗黙知(身体知・頭脳知)の解明を図り、次世代への効率的・効果的な伝承システムの構築を目指す。
生体データと行動データの動的解析WG [2022年1月〜2023年12月]
 2000年以降LMS (Learning Management System) が徐々に発展し、そこに蓄積された学習データを用いた学習分析 (Learning Analytics) が行われるようになってきた。これは学習データを教授者自らが分析したり、分析結果を学生にフィードバックすることにより教育の高度化をはかるものである。ここで使われるデータは、LMS上の活動を記録したもの、またそれを評価したものであり、学生のクリックや入力を基本単位としている。
 一方、加速度、脈拍、脳波など様々な観点から学習者の状態を測るセンサーが利用しやすくなってきて、前記のLMSなどと比べるとはるかに細かな単位の測定データ(生体データ、行動データ)を入手できるようになった。これらは学習者の状態を、いわば低水準で測るものであり、それらが学習活動にどのように影響するかというところから関係を知る必要がある。しかし、仮にそれが得られたとしたらこれまでよりもはるかに解像度の高い学習分析ができるようになるだろう。
 本WGでは現在利用可能な各種センサーについて調査し、それらを使って先行研究をおこなっている研究者と連携することで、これらの生体データや行動データの学習分析への応用を展望するものである。ここでの結果から科研費プロジェクトを立ち上げられることを期待している。

タスクフォース終了したタスクフォース

タスクフォース「教育研究機関のDXを加速させる情報部門の共創」 [2022年12月〜2024年1月]
大学や企業など社会活動においてICT(情報通信技術)は必要不可欠なものとなった.特に,2020年初頭から発生した新型コロナウィルス感染症以降,多くの大学でオンラインによる教育研究や業務活動が求められ,企業でもテレワークが急速に広がり,今後は,ハイブリッド・ハイフレックス授業など,物理的なキャンパスの枠に縛られることなく持続的かつ多様な教育研究環境が必要とされることは想像に難しくない。
一方で,様々なクラウドサービスやツールが一般化し利用者の裾野が格段に広がったことで,大学の情報部門を取り巻く環境も大きく変化してきている。多くの大学がデジタルを活用した大学変革(DX)に舵を切る中,DXのベースとなるのはさまざまなプロセスのデジタル化であり,DXにおいては情報部門の役割が必要不可欠となるものの,着実な推進には,組織内の協力体制を整えるとともに,情報部門やサービスベンダ,DX推進組織などが密に連携し,共創を意識した取り組みもまた必要である。
タスクフォース「10年後の大学教育を考える」 [2022年9月〜2024年8月]
大学教育に求められる人材育成の役割の変化や少子高齢化に伴って、社会における大学教育の役割は変化している。また新型コロナウイルス感染拡大をうけて、大学教育においてはオンライン教育が急速に普及し、キャンパスにおける対面教育を中心とした教育方法のあり方も変容しつつある。このような状況を受け、本TFでは10年後の未来を見据えた大学教育のあるべき姿をテーマとし、大学と企業の学びの関係性、学修データの利活用、学びのコンテンツの流通・共有の3つの観点から、未来の大学教育のあるべき姿を提示し、その変革と創造に向けた具体的な方策を提案する。

研究会運営活動 終了した研究会運営活動

会議

総会
正会員で構成され、原則毎年1回開催する。事業計画・報告、予算・決算、役員の任免、会則の制定、および幹事会において必要と認めた事項についての審議を行う。総会議事の他、招待講演や特別報告等が同日実施される。
幹事会
会長、副会長ならびに幹事により構成され、総会の議決事項の執行、会員の入退会、会の運営に関する事項、および会務の執行に関する重要事項についての審議を行う。

委員会 終了した委員会

活動推進委員会
これからのSS研活動のあるべき姿、将来ビジョンについて継続的に検討し、その実現のための制度設計から実際の活動企画、トライアル実施、評価までを行うことで、新しいSS研活動をインキュベートする役割を担う。

プロジェクト 終了したプロジェクト

他団体との連携活動

情報戦略フォーラム
SS研および私立大学キャンパスシステム研究会(CS研)、国公立大学情報システム研究会(IS研)の3研究会は活動の連携を行っている。その一つとして、富士通主催の情報戦略フォーラムを3研究会が後援して実施している。
実施報告を富士通サイトのユーザー会活動に掲載。
HPCIコンソーシアム
一般社団法人 HPCIコンソーシアムの理念「我が国の計算科学技術振興の中心となり、世界最高水準の成果創出と成果の社会還元を目指して協力して活動すること」に賛同し、アソシエイト会員に登録(2013年8月30日付)。活動に協力するとともに、情報交換/情報収集によりSS研活動の活性化を図る。
HPCIコンソーシアムWebサイト

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研究会活動

資料アーカイブ

情報発信

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