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活動を終了したタスクフォース

タスクフォース「学術機関における研究教育データの長期運用管理のあり方」 [2020年7月〜2022年6月]
オープンサイエンスの国際的な活動が急速に進展している。日本においても重要な政策と位置付けられており、データ管理計画(DMP:Data Management Plan)の 義務化や研究データ管理(RDM:Research Data Management)に適したインフラ整備が現実に迫ってきている。このような背景の中、様々な検討会や研究会が設立し、ガイドラインなども提供されつつある。一方で、求められる情報インフラの導入・運用・管理が限られた予算と時間、そして人材不足により十分にできていないのが現状である。
これからの学術機関は、学位証明、教育データ、研究データなど膨大かつ増加し続ける研究教育データを組織的に長期間かつ安全に管理し、ユーザの要望に応じて柔軟かつ迅速に保存・公開・共有・非公開ができることが必要不可欠になる。
本タスクフォース「学術機関における研究教育データの長期運用管理のあり方」では、増加し続ける研究教育データと高度化・複雑化する社会連携に貢献し続けるべく、十年以上に渡って研究教育データを管理する際に学術機関として達成すべきミッションを情報技術やシステム運用管理の観点でデザインする。そして、その要件を満たす情報インフラの仕様、運用管理の在り方、関わる組織・人材について制約なしに検討し、学術機関の経営層に向けた提言としてまとめることを目標とする。
タスクフォース「コロナ禍における大学と研究機関の情報部門の活動」 [2020年12月〜2021年5月]
新型コロナ感染症拡大により、オンライン教育の推進や大学事務のテレワーク/リモートワーク化に代表される大学のデジタル化は、教育・研究活動の継続性を確保するうえで必要不可欠な取り組みである。 また、学術集会がオンライン開催され、研究成果の発表の場も、これまでとは大きく変貌している。
これに伴い、この半年ほどの間、大学や研究機関の情報部門に対して、様々な要求が求められてきた。それらの要求は、これまでの延長線上での機能強化もあれば、これまで求められていなかった機能・役割も存在する。また、いずれの大学・研究機関でも共通 しているものもあれば、独自固有のものも存在すると思われる。
本タスクフォースでは、現在進行形である、with コロナの中で、高等教育機関や研究機関の情報部門に求められている機能・役割、そして、その活動を、忘れ去れることのない記録として集積する。その集積は、単なる羅列ではなく、機能・役割・活動の背景となる目的、また、その効果、影響という、上流と下流についての検証を伴うものである。
その成果は、「with コロナの時代」における情報部門のミッションの構築における起点となるであろう。
タスクフォース「変革期の科学技術を支える大学の情報部門のミッションをデザインする」 [2018年6月〜2020年5月]
これからの大学には、日本の成長を牽引し、世界で戦えるグローバル人材、経済成長の種となるイノベーション創出を担う人材に加え、成熟社会の安定を支え地域に活力を生み出す人材の育成だけでなく、働き方改革における社会人の学びなおしの拠点など、様々な役割が期待されている。
IoTやビッグデータ、人工知能などに代表される技術の進化は、人々の働き方を少しずつ変えており、今後20年で総雇用者の約半数の職種が自動化される可能性があるというレポートも存在する。一方、これまで職業として定義されていない新しい職種が生まれる可能性も指摘されており、これは大学にとっても例外ではない。デジタルトランスフォーメーションが進むことにより、大学も新たな価値を創造していくことが求められ、そこには非ICT領域に対してもICTに関する知恵や知識が必要不可欠になる。
本タスクフォース「変革期の科学技術を支える大学の情報部門のミッションをデザインする」では、2022年〜2026年時点の大学のミッション(教育、研究、事務、インフラ、大学経営 他 を含む)を情報技術や情報サービスの観点でデザインし、そのミッションに関わる組織の在り方について制約なしに検討し、大学経営層への提言としてまとめることを目標とする。
タスクフォース「データで紡ぐオープンアカデミーのあり方」 [2015年6月-2017年3月]
これからの大学には、国際的な産業競争力向上の基盤として、グローバルな舞台で積極的に挑戦し活躍できる人材の育成、先進的な研究開発による科学技術への貢献が求められている。また、ネットワーク環境の急速な進展により、様々な情報を結びつけることで、新たな価値やイノベーションを起こせる時代が到来した。この様な状況の中、これからの大学は、局所的な情報利活用ではなく、全学的もしくは大学間、さらには社会との情報(データ)連携によって、新しい価値を生み出し、大学の使命を果たしていくことが、急務となっている。
本TFでは、Open Academy(*)を念頭に、2020年〜2025年時点の近未来に目指すべき大学のあり方やモデル(教育、研究、事務、インフラ、調達、大学経営 他 を含む)を、制約なしで議論し、得られた知見を、大学の経営層への提言としてまとめることを目標とする。

(*)Open Academy : Open Education、Open Science、Open Dataを有機的に結びつけ、オープンな教育研究環境を提供する概念
タスクフォース「今後のHPC利用環境のグランドデザイン」 [2013年9月-2016年3月]
HPCは、科学技術の発展、我国の産業の国際競争力の強化、安心安全な社会の構築など様々な分野で、それらを実現するための中核技術の一つとして期待されている。
近年、エンドユーザの利用環境では、クラウドやアプリケーションの利用環境など、TCO (Total Cost of Ownership) を抑えながら、短TTS (Time To Solution) 化を可能とする技術やサービスが登場している。
現状の我国のHPCの利用環境を見たとき、当該環境はマシン開発者やプログラム開発者などのトップエンドのユーザを主な対象としており、それ以外のHPCの専門家ではないエンドユーザが活用できる有効なソリューションとして十分整備されているとは言えない状況である。HPCはエンドユーザに対しより有効なソリューションとなることが期待される。
本タスクフォースでは、HPCがエンドユーザにとって、より有効なソリューションとなるための、あるべき姿、および、その実現の上での課題と解決策について調査を行い、提言をまとめる。その提言内容を外部に対して発信すると共に、会員に対してフィードバックする。
タスクフォース「教育研究環境のグランドデザインへの提言」 [2011年6月-2014年3月]
教育研究環境を考えるとき、情報戦略の策定および情報戦略に基づいた情報環境の革新がますます重要になってきている。最近では、クラウドコンピューティングに代表される新しい技術動向も注目されてきており、メールサービスやファイルサービス、アウトソーシングなどとも密接に関連する可能性もある。また、今回の東日本大震災を契機に、BCP(Business Contingency Plan)の作成のような新たな課題も出てきている。さらにセンターが、教育研究はもとより管理運営にまで渡る大学全体の業務への支援サービス部門としても位置づけられるようになってくるなど、センターに対する期待や役割がここ数年で大きく変化してきている。このような背景のもと、センターが担う教育研究環境の将来ビジョンの検討およびグランドデザインの構築が求められている。このような状況を受けて、本タスクフォースでは、教育研究環境のグランドデザインの提言に向けた活動を行う。
日本の科学技術への貢献 [2010年度〜2011年度]
我が国の国際競争力の向上には、科学技術の発展とその産業への応用による製品競争力の強化が欠かせないが、それを可能とする世界最先端のスーパーコンピュータの継続した開発と独自開発能力の維持・向上は必要不可欠である。また、最先端のスーパーコンピュータを開発・活用していくことが、今後の国際競争力の源泉になるという社会的コンセンサス作り、すなわち市民へのPR活動、教育現場への啓蒙活動などが米国と比較して大きく見劣りしているのは否めない。こうした観点に立ち、本タスクフォースでは、2010年度の活動として「民との連携」「市民へのアピール/裾野拡大/人材育成」「国への提言活動」について、施策・計画の策定を行い、可能なものについては実行に移していく。2012年に本稼働を迎える次世代スーパーコンピュータについては、その連携について具体的なアクションを検討する。次世代スーパーコンピュータには、多くの研究者などに活用され優れた成果が創出されるべきとの観点から、戦略的利用のみならず一般的利用が設定される。本タスクフォースではこの一般的利用において、利用者自らの研究促進に円滑かつ有効に活用できるよう、運営主体に対して情報の提供を求めていく。

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