ホーム > 活動情報 > 研究教育環境分科会 > 2006年度第2回会合

研究教育環境分科会 2006年度第2回会合

次世代に向けての学習環境

※SS研,IS研,CS研会員機関の方ならどなたでも参加できます。

1.日時
2006年10月31日(火)
分科会 14:00〜18:00(受付 13:30〜)
懇談会 19:30〜21:30
2.場所
リーガロイヤルホテル京都 2階 松の間(分科会)/堀川の間(懇談会)
3.開催趣旨
 本分科会では、本年度も「ICT(Information and Communication Technology)を活用した学習支援」に軸足を置きつつ、研究教育環境全般に視野を広げた活動を進めております。
 今年度二回目の本会合では、「次世代に向けての学習環境」をテーマとして、時間や場所、学習機会の制約を取り払うのみならず、学習者の興味や能力に応じた学習環境の構築について、その可能性を探ることを目的としました。
 今後の活用が期待される最先端技術:電子ペーパーの教育現場への導入の検討をはじめ、2年間の活動が終了した難易度別コンテンツ提示WGから成果の報告、米国の事例をもとにした学生からの提言、コース管理システムを活用した日本の教育支援の実践を通し、学習環境における現状の課題と将来の夢を追求します。
 夜には、今年も懇談会の場を用意しました。昼間とは違ったざっくばらんな雰囲気で、皆さんの親睦を深めて頂きたいと思います。奮ってご参加ください。
4.プログラム(敬称略)
13:30-14:00 受付
14:00-14:10 開会あいさつ
佐藤 隆士 (大阪教育大学情報処理センター)
14:10-15:00
報告:40分
Q&A:10分
[1] 電子ペーパーの研究開発と教育分野などへの応用
株式会社 富士通研究所 内山 隆

世界で初めて、電源を切っても表示を維持でき、明るいカラー表示が可能な電子ペーパーを開発しました。薄い、曲がる、軽い、といった紙のような性質と書き換え時以外は電力を必要としない低消費電力性が特長です。紙や本のように持ち運んだり、壁や中吊り広告など学校・公共の場所での掲示や、パソコン・携帯機器と連携した見やすい便利な表示機器としても利用が可能です。電子ペーパーの技術とともに、具体的な応用開発についても紹介します。 Keyword: カラー電子ペーパー、無電源メモリ性表示、フレキシブル性、電子掲示板、電子ブック

15:00-15:50
報告:40分
Q&A:10分
[2] 一斉講義の質の向上に向けて 〜受講者の理解度促進における一提案〜 (難易度別コンテンツ提示WG成果報告)
難易度別コンテンツ提示WGまとめ役 大阪経済大学 家本 修

入学試験に高得点で合格してきた学生とギリギリで合格した学生とでの学力差による理解度の差、あるいは前提知識のある学生とない学生とでの理解度の差は歴然たるものがある。難易度別コンテンツ提示WGでは、様々な理解度レベルの学生に対し、それぞれの理解度レベルに応じた教材を提供することにより、一斉講義における受講者の理解度が促進できるのではないかと考え、作成したプロトタイプシステムによる実証実験を通じて、この学習効果の有効性の検証を行ってきた。
本報告では、受講者の理解度促進方法の背景と動向、実験結果および成果、そして今後の課題と展望について、学術的な視点で紹介する。
Keyword: 一斉講義、対面授業、理解度促進、教育の質の向上、難易度別教材

15:50-16:10 休憩
16:10-17:00
報告:40分
Q&A:10分
[3] 学生が提案する学内ポータルサイト 〜ニューヨーク州立大学の事例との比較も含めて〜
甲南大学情報教育研究センター 井上 明
甲南大学EBA総合コース 坂口 功治(4回生)、 野角 麻絵(3回生)

大学の各種情報システムに溢れる情報、その中から必要な情報を見つけ出すのに、右往左往する学生。このような状況を解決するためのひとつの回答として「学内ポータルサイト」がある。
今回は、甲南大学EBA総合コースで学生自身が試みた学内ポータル作成の事例とその成果、アメリカ留学中の学生から留学先大学の現状報告を織り交ぜ、学生が提案する大学ポータルとは、どういうものであるべきかを探る。
Keyword: 甲南大学情報システムの抱える問題、アメリカの大学教育現場では、紙ベースの掲示板をWebベースに移行する試み、学生が提案する大学ポータルとは

17:00-17:50
報告:40分
Q&A:10分
[4] ラーニングテクノロジーを活用した授業改善の支援と普及
帝京大学ラーニングテクノロジー開発室 渡辺 博芳

eラーニングが広まりを見せているが,通学制の大学においては,まずオンキャンパスで実施している通常の授業を対象としてeラーニング化し,改善していくことが重要である。我々は,ラーニングテクノロジー開発という視点で,このような授業改善を推進している。これまでの我々の実践を報告し,ラーニングテクノロジーをどう捉えて授業改善に生かすか,教員のラーニングテクノロジー開発と活用をどのように支援・普及させるかについて考察したい。
Keyword: ラーニングテクノロジー、eラーニング、コース管理システム、教員の支援、授業改善

17:50-18:00 閉会あいさつ
佐藤 隆士 (大阪教育大学情報処理センター)
18:00-19:30 夕食・休憩
19:30-21:30 懇談会は、SS研会員の方がご参加いただけます。(CS研,IS研会員でご参加希望の方はご相談ください)


[5] 懇談会「教育と研究の評価を考える」
話題提供
富士通株式会社 文教ソリューション事業本部 寺島 兼司

 大学の価値創造を考えていく上で、教育と研究の評価は重要ながらも、非常に難しい課題であるといわれています。
 今回は、自己点検・評価用大学情報データベース「Campusdrams」のご紹介を皮切りに、皆さんで抱えている問題点や解決法をざっくばらんに情報交換しつつ、大学における教育と研究の評価について語り合いたいと思います。

#ビールとおつまみをご用意しての、リラックスした雰囲気でのディスカッションです。

5.参加について
  • 本会合(研究教育環境分科会)は、SS研会員、CS研会員、IS研会員の方であれば、どなたでもご参加いただけます。
    ただし「懇談会」(19:30以降)は "合同分科会" に属しますので、基本的にはSS研会員のみご参加が可能です。
    CS研, IS研会員の方で、18:00以降のご参加を希望される方は、恐れ入りますが、SS研事務局までご相談ください。
  • 本会合(研究教育環境分科会)への参加費は、無料です。
    ただし、翌日以降の合同分科会プログラムに参加される場合は、"合同分科会参加費"を申し受けます。(2,000円:11/1,2共通)
  • 参加費、宿泊等の詳細は、合同分科会ページをご覧下さい。
6.参加費用 と お申込み
受付は終了しました。

SS研について

イベント情報

研究会活動

資料アーカイブ

情報発信

リンク集




鍵マークがついている情報の閲覧にはWebサイトIDが必要です。登録/変更ページへ
Webサイト閲覧時にIDが必要なページには、鍵マークが付いています(当CD-ROM内では不要)。
コンテンツの最新/詳細情報は、SS研Webサイトをご覧下さい。
All Rights Reserved, Copyright© サイエンティフィック・システム研究会 1996-2024