SANにおけるFCやI-SCSIによる接続制御はマルチパスドライバソフトウェアを提供している。Windowsなどにおいては、ドライバソフトウェアはMPIOとして標準化されてきている。富士通では、ETERNUSディスクアレイ向けに、これらのドライバソフトウェアを提供している。
NASにおいては、NFS、CIFSプロトコルによりデファクトスタンダード化されているが、広域ネットワークでのファイル共用では、ネットワーク負荷の増大とレスポンスの低下が懸念されるため、WAFSなどの広域ネットワーク共用における負荷低減を狙ったプロキシ制御を実現する技術開発が行われている。ETERNUS NR1000ネットワークディスクアレイはこれらのアクセスプロトコルをサポートしている。
また、IPネットワークを経由したデータアクセスにはエージェントソフトウェア経由でのデータアクセスがある。非構造型データを対象としたマネジメントの一つとしてコンテンツ管理型のデータアクセスを制御するエージェントはWebブラウザによる対話型インタフェースのものとAPIライブラリによる組み込み型がある。ETERNUS AS500アーカイブストレージはAPIライブラリをサポートしている。