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第34回通常総会 閉会挨拶

副会長 松澤照男(北陸先端科学技術大学院大学)

どうも皆さま、大変お疲れ様でした。簡単にご挨拶をさせていただきます。

2時から5時半までの約3時間半、非常に長い時間をご参加いただきまして、誠にありがとうございました。平尾先生、それから小林所長と招待講演があり、その後の総会議事、最後の会長からのタスクフォースのご報告ということで、とても豊富な内容だったと思います。皆さまにもいろいろ吸収できることがあったのではないかと思います。

さて、SS研の現状については、いろいろ議論があるかと思います。三十数年間、これまで活動を続けてきたことは、ある意味で非常に継続性があったということですが、新陳代謝もしなければいけないと思います。先ほど、今年度の幹事が選出されましたが、少なくとも、幹事の皆さまは毎年1年ずつ高齢化しているということです。失礼な言い方ですけれども、多分ここにいらっしゃる方はお年をとっている方が多く、若手の方は非常に少ないと思います。今後、若手の活動、若手の方々をどう参加させるかが、今後のSS研の大きな課題となってくるのではないかと思います。その中で、どのようなことを考えれば良いかと言いますとやはりSS研の活動を広めるということが非常に重要なことだと思います。これには、内向きの話と外向きの話のふたつがあると思います。内向きの話は、会員数はもちろん増やすことが重要ですが、このようなイベントに参加する機関がなかなか少ない。そのような人たちが参加しないと新しい流れが出てこないということです。もうひとつの外向きの話ですが今回、産業界との連携が強調されております。今回、日本自動車研究所が会員として参加していただけることになり、また新しい流れができるのではないかと思っております。富士通さんのユーザ会の中には所謂、民間企業のユーザ会もあります。民間企業の中で、研究あるいは、ものづくりの現場で計算機を使っている人たちを上手く巻き込んだ活動を展開していくことが、新たに活動を広げることにつながり、ある意味では、それが新陳代謝になるのではないかと思います。そこのところで、皆さまのお知恵をいろいろ拝借していきたいと思います。

基本的には活動を広げるということが大事ですが、一番大事なことは、ここにいらっしゃる皆さまが、本日の平尾先生の言葉ではないですが、いろいろな活動ににワクワクしながら参加していただくことが、非常に地道な努力ではありますが、重要な活動ではないかと思います。皆さまがご自身の機関に戻られましたら、若手の方にSS研では楽しいことがあるよということをお伝えいただければ幸いだと思います。

これを閉会の挨拶とさせていただきたいと思いますが、まだ本日のイベントの前半戦が終わっただけで、まだ後半戦が残っております。後半戦の懇親パーティは会場が変わりますが、奮ってご参加いただき、お時間の許す限り、交流を深めていただければと思います。

それでは長い時間、どうもありがとうございました。(拍手)

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