[講演2]
ICカード出欠システムを用いた不登校学生早期把握と災害時人情報把握への取り組み
−名古屋工業大学におけるICTによる学生支援−
講演者
松尾 啓志
名古屋工業大学情報基盤センター センター長
- [略歴]
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- 1983年3月 名古屋工業大学情報工学科卒業
- 1989年3月 名古屋工業大学電気情報工学科博士後期課程修了
- 1989年4月 名古屋工業大学電気情報工学科助手
- 2003年6月 名古屋工業大学電気情報工学科教授
- 2006年4月 情報基盤センターセンター長(併任)
- 2011年7月 付属図書館長(併任)
- 2012年4月 全学情報システム統括責任者(CIO)
- [研究分野、研究テーマ]
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- [所属学会、受賞歴、著書など]
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- 所属学会: 電子情報通信学会、情報処理学会、人工知能学会、IEEE
- 主な著書: オペレーティングシステム 森北出版
アブストラクト
名古屋工業大学では、2007年4月より、非接触型ICカード(フェリカ)を用いた出欠システムを独自開発し、授業の出欠記録に用いている。学生は教室への入室・退出時の2回打刻を行い、その打刻データを加工せずにそのまま、データベースに格納し、必要に応じて、後から出欠を推定する出欠システムとして構築した。一人あたりの年間打刻数は学年によって差はあるものの、約500打刻となっている。
これらの打刻情報は、いつ、どこに、誰が存在したという情報であるため、単に出欠情報としてだけでなく、(1)授業への出席状況が急激に減少した学生を自動的に検出し、学生支援室に報告するシステム、(2)災害時や緊急時のための、学生登校・在室況握把握システムも開発し運用している。本講演ではこれらのシステムのシステム構成、導入過程、運用状況について報告する。
キーワード
情報基盤,非接触型ICカード,出欠システム,学生支援
資料
プレゼン資料[3MB]
講演後Q&A