皆さん、おはようございます。国立天文台の大石です。昨年に引き続きまして、今年度もまとめ役をつとめさせて頂いております。昨年度よりは少し上手に、と思っていますので、よろしくお願い致します。
先ほど、村上会長から、お話がありましたけれども、今年の合同分科会のテーマは「1000倍の世界」に設定いたしました。
毎年4月に、この合同分科会に向けたテーマの議論を行っています。今年は、ちょうど民主党が色々こけて、(笑)世の中に暗いムードが漂っていて、そういう後ろ向きの話ばかりしていてもダメだということになりました。
皆さん、ご存知の通り、ICTというのは、我々の現代社会、あるいは、未来においても、必須のインフラストラクチャであり、これは、もう分かっている。ですから、その技術や性能が非常に上がる中で、どういう新しい社会ができるのか、作ろうとするのか、そういう大きな話をしたいと考えました。
すぐ手が届く話だと、面白みがない。しかし、全く手が届きそうも無い話をしても、現実味が無い。何か新しいチャレンジングなことをやって、明るい未来を切り拓こうという話をしていた中で、それじゃあ1000倍という数字がいいね、ということになり、今回のテーマを設定しました。
では、そういう大きな話をするとなったら、どういう方にお話を願うのがいいのかと、散々議論しまして、今回の非常にすばらしい講師の方をお呼びすることが出来ました。
おかげさまで、今年度の合同分科会の参加者が、昨年と比べて、まあ1000倍にはなってはいませんけれども(笑)、多いということですので、非常に活発な議論、そして、明るい未来に向けて、活発な議論がなされるものと期待しております。
トップバッターは、東京大学の喜連川先生です。喜連川先生には、情報爆発の話をしていただけますので、まさに、トップバッターとして、最適な方だと思っております。
そのあとにも、非常に明るい未来につながるお話がたくさんあります。是非、今回の会合を機に、明るい未来を大いに語って頂きたいと思います。
よろしくお願い致します。(拍手)