バンダイナムコゲームス 植原 一充
ゲームをはじめとするコンピュータエンタテインメントは、実はコンピューティングパワーを酷使する分野でもあります。たとえば人気のある3Dゲームでは、入力からのレイテンシ16ms〜32ms以内で人体、流体、物理のシミュレーション、AI的なパスファインディングや状況判断、グラフィックの透視変換やシェーディング処理等々、様々な処理を行っています。また最近では、ネットワーク上のサーバで数十万人規模のユーザーを処理するMMOや、ARなど、カメラ画像やセンサーの処理等をリアルタイムで行うゲームも増えてきています。
本講演では、1000倍、あるいはそれ以上のコンピューティングパワーが手に入ったとき、コンピュータエンタテインメントとして何が可能になるのか、ならないのかを妄想も交えて考えます。
コンピュータエンタテインメント, ビデオゲーム, レイテンシ, 並列処理, SF