開会あいさつ
宇宙航空研究開発機構
松尾 裕一
皆さん、こんにちは。ただいまより、SS研2010年度科学技術計算分科会を始めさせていただきます。
ちょうど1年前、例の事業仕分けで騒然としていたことを、この場に来て思い出しました。その後、予算も復活してひと安心といったところかと思います。しかし、よく考えると、科学技術立国と言っている手前、もともと一番であることや最先端であることを目指さなくてはならないのだと、再度気持ちを引き締めてがんばっていかなければならないという思いがしているところでありますが、皆さんはいかがでしょうか。
今回のテーマは「ハイパフォーマンス・コンピューティングの現在と未来」ということで、2年後に稼動する次世代スパコンを踏まえて、やはり気になるのは、世界の動向や、最新システムの運用、性能評価、アプリケーションの状況などがどうなっているのか、というところだと思い、企画をたてました。
Princeton大学からTang先生、日本原子力研究開発機構から平山先生、名古屋大学から荻野先生、富士通から林さんと、それぞれご専門の方に講演をお願いしたという次第です。
歩いても行けるのかどうか分かりませんが、この近くに次世代スパコンがあるということもあって、個人的には期待と不安の両方を感じつつ、今日のこの分科会を迎えているのですが、皆さんぜひこのプログラムで何かを得ていただければと思います。夜には懇談会もありますので、ぜひ充実した時間をすごしていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。（拍手）
SS研facebookページへ