皆様こんにちは。科学技術計算分科会の担当幹事をしております、JAXAの松尾でございます。今年は昨年を越えるエントリ数があったということで、まずは、事務局はじめ、ご参加・ご協力いただいた方々に感謝を申し上げたいと思います。
この分科会のタイトルは、「ペタスケール時代を迎える科学技術計算の取組みと未来像」ということで、夏のHPCフォーラムから引き続きまして、実際にペタというものが見えてきた現状で、アプリケーションの現状はどうか、システムとしてはどういうものが相応しいか、プログラミングはどうかなど、現実に動いているあるいは実装されたものを題材に、皆様で議論し、将来の課題などを考えていくというのをテーマに企画しております。
本日のプログラムとしては、はじめの長崎大学の濱田先生から、GPUを使った大規模シミュレーションについてご講演いただきます。濱田先生は今年、ゴードンベル賞を受賞されたということで、非常に楽しみな講演だと思っております。次に、理化学研究所の姫野様から、理研の新システムRICCについてホットな話題を提供いただけるということで、こちらも楽しみにしております。次に、神奈川大学の内田先生から、GridComputing検討WGのご報告、そして最後に富士通から、新しいCPUチップの話題をご報告いただきます。
以上のようにペタスケールについての非常にホットな話題を揃えることができたと思いますので、ぜひ期待していただければと思います。
また、本日はデモもございますので、ぜひご覧ください。
そのあと、懇談会を「HPC専用機の未来像〜いつまでコモディティを利用し続けるか」というテーマで行います。モデレータに工学院大学の小柳先生をお招きして、フランクかつざっくばらんな議論をしていきたいと思っておりますので、ぜひご期待いただきたいと思います。
以上、雑駁に述べましたけれども、是非みなさま楽しんでいただければと思います。これで開会のごあいさつとさせていただきます。(拍手)