皆さま、こんにちは。九州大学の岡村です。先ず、今年度第1回の分科会がこのように開催する運びとなり、非常に有難く、嬉しく思います。挨拶と申しましても、前説と言いましょうか、始めに開催趣旨のようなものを述べさせていただきます。
このシステム技術分科会の参加者は、大学関係者ではセンター関係者の方が多く、企業関係者はそのサポートを担当されている方が多いかと存じます。計算機センターの仕事というと、電子メールを使うにしても、センドメールを最初からコンパイルしてとか、DNSをコンパイルしたりとか、そういったことを当たり前にやっていたわけですが、最近、気がつくと、そういった人がコンパイルしたようなソフトウェアは運用には使えないといった状況になっています。こういった状況はあまり良くないのでは、あるいはそういう状況が2世代、3世代続いているのに、終いには最近新しく入ってきた方などは、コンパイルするということ自体を知らない人が多い、こういう状況を見なおす必要があるのではないかということで、ソフトウェアの状況、オープンソフトウェアというカテゴリで、先ずきちんと勉強し直して、計算機センターに限らないですが、昔の正しい姿にもう一度経ち帰ってみて、あるいは、どうやったら元の姿に戻れるかを、本日の参加者の皆さまと勉強したいと思います。
本日は4名の講演者の方々にお越しいただいております。いろいろなお話しが伺えると思いますので、半日という短い時間ですが、よろしくお願いいたします。(拍手)