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開会あいさつ

九州大学情報基盤研究開発センター
天野 浩文

 おはようございます。九州大学の天野でございます。
 今回の合同分科会の企画委員の取りまとめ役をさせていただいております。毎年、この合同分科会の開催にあたってプランを考える際に、その年のメインテーマを考えるのですが、今年はお知らせしておりますとおり、「イノベーション」がメインテーマでございます。
 開催趣旨説明のWebサイトの文章などにも書かせていただいておりますが、「イノベーション」は国立国語研究所の調査によりますと、国民の25%未満の人にしか正しく理解されていない外来語であり、国立国語研究所では、日本語に言い換えるべきであると、このイノベーションという言葉をむやみに使うべきではないという立場の説明がされております。今日、この会場に来られている皆さまは、おそらくイノベーションという言葉の正しい意味を理解なさっていると思いますし、私もこのイノベーションというカタカナの言葉を使わせていただきたいと思います。このイノベーションによりまして、社会、あるいは経済が発展していくということを考えますと、技術者、研究者といった立場にいる者ができればそれを生み出す側に立ってみたいと思う。あるいはそれを販売するといった立場の方々にしてみれば、イノベーションによって恩恵を被る側にいたいと思うのは、人情だろうと思います。ただ、イノベーションというものがそんなに簡単に生まれるものであれば、それほど皆さんがイノベーションを生み出す側にいたいとか恩恵に肖りたいとか思うはずもないでしょうから、イノベーションが生まれるには、いろいろと条件が必要であったり、あるいは何らかの着想、他の人には真似のできないようなことが必要なのではないかという想像も容易にできるわけです。もちろん、今日からの二日間の会合の中で、それに対する回答が皆さんの中に生まれると簡単には申せませんが、この会合の中で、いろいろな方々からいただくご講演あるいは質疑応答の中から、皆さんの中に、新たなイノベーションに繋がる何かが残ってくれたら嬉しいと思います。それでは、二日間、実質的には、明日の午前中までの一日半になりますが、この合同分科会の企画をお楽しみいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。(拍手)

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