理化学研究所
小野謙二
超並列計算機が生み出す大規模なデータは、それを効率的に扱うこと自体がチャレンジングな課題であり、ポスト処理はこれまで以上に解析のボトルネックになる。可視化プロセスはシミュレータとは異なり、各ユーザ毎の多様な作業シナリオが存在する。このため、可視化システムは作業者の主観的な側面が強く現れ、機能性とともにユーザビリティが重要視される点が特徴的である。
本講演では、大規模なデータを効率よく扱う上での問題点と要素技術について概要を述べるとともに、現在設計を進めている大規模可視化システムの開発について報告する。
Large-scale data visualization, Knowledge discovery, simulation framework, performance, usability