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アプリケーションとアーキテクチャ

講演者

工学院大学
小柳義夫

アブストラクト

 コンピュータのアーキテクチャとアプリケーションがどのような相互作用を行って来たかについて総括する。最初の電子式自動計算機 ENIACは、弾頭計算という特定のアプリのために製作されたが、多くの目的のために利用された。1964年のIBM 360シリーズの発表以来「汎用コンピュータ」がコンピュータ設計の基本原理とされ、どのようなアプリケーションにも対応できるという幻想を振りまいた。1976年の Cray-1を嚆矢とするスーパーコンピュータの出現は、科学技術計算を目的としたコンピュータの意義を確認させた。その後、マイクロプロセッサの高速化と低価格化により「汎用チップを用いた専用計算機」が可能になったが、マルチコア化のためにデータ転送がボトルネックになりつつある。
 与えられたコンピュータシステムでいかに速く計算するかという努力は重要であるが、新しいコンピュータはアプリケーション(複数)を想定して設計するべきである。何にでも速いコンピュータを作るという目標では設計上の判断ができず中途半端なものになってしまうであろう。

キーワード

アーキテクチャ、アルゴリズム、専用計算機、並列計算機、科学技術計算

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