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HPC技術WG 2009年度活動計画

活動方針

 HPCマシンの性能追求は、多くのSS研会員にとって重要な課題であり、今までもいくつものWG活動が行われた。本WGでもHPCマシンの性能追求を検討するが、業界動向や会員を取り巻く環境の変化をタイムリーに活動に反映し、また幅広い課題を扱うために、次のような進め方とする。

  • 全体テーマを「HPC技術」と広く設定し、深堀したい複数項目を適宜サブWGに設定して活動を推進する。
  • 活動期間は、全体を3年間とし、各サブWGはその中で適宜期間を決めて複数を並行して推進する。
  • サブWGごとに、中心となるメンバ(数名)及びまとめ役(1名)として活動を推進する。
  • サブWGごとに、成果物を検討・作成する。
 サブテーマ選定の観点としては、ハイエンド利用者にとっての計算性能の追求と、広い裾野の利用者向けのためにはどうするべきか、という2つの側面からの活動を推進する。

活動内容

 2009年度は3年間の活動期間の最終年となる。今まで検討したテーマを以下のとおり3つのサブWGに整理し、サブWGごとに中心となるメンバを決めて活動を進め、それぞれの成果物および、WG全体の成果物を作成する。

  • 性能評価サブWG
    • HPCのハード面の性能について、各社マシンの基礎性能の比較や、実アプリでの比較、自動並列化能力の比較、書式付IO性能の比較などを行う。
      ※成果物(予定):「IntelクアッドコアCPUでのベンチマーク」「書式付IOユーザガイド」他、WG活動中に報告された有用な関連情報
  • プログラミングモデルサブWG
    • 自動並列化、言語比較、MPIの3つの切り口で、HPCの使い方の側面の検討を進める。自動並列化については各分野の実コード評価、課題抽出、コンパイラ評価などを行う。言語比較については、C、C++、Fortranの比較検討を行う。とくにCおよびC++について実行速度の改善のためにスパコンベンダへの提言を行う。MPIについては、論理的検証としてMPIに関する情報収集と整理、実検証として実アプリのMPI-IO化の実施分析を行う。
      ※成果物(予定):「IMPACT向けプログラミングガイド」「MPIガイド」「各種メモリのアーキテクチャ概要」他、WG活動中に報告された有用な関連情報
  • ベンチマークジョブサブWG
    • HPCユーザが本当に便利に使えるベンチマークセット(SS研ベンチ)の作成に向けて活動する。ベンチマーク作成の目的、利用シーン、プログラム構成、広報手段などの基本構想を検討する。実現に向けての課題を明らかにし、解決策を検討する。同時に土台となるプログラムの収集を行う。
      ※成果物(予定):「SS研ベンチ 基本構想」

進め方

  • 開催回数:年6〜8回程度
  • 活動期間:3年(2007/5-2010/5)

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