これからの大学には、国際的な産業競争力向上の基盤として、グローバルな舞台で積極的に挑戦し活躍できる人材の育成、先進的な研究開発による科学技術への貢献が求められている。
また、ネットワーク環境の急速な進展により、様々な情報を結びつけることで、新たな価値やイノベーションを起こせる時代が到来した。
この様な状況の中、これからの大学は、局所的な情報利活用ではなく、全学的もしくは大学間、さらには社会との情報(データ)連携によって、新しい価値を生み出し、大学の使命を果たしていくことが、急務となっている。
本TFでは、Open Academy(*)を念頭に、2020年〜2025年時点の近未来に目指すべき大学のあり方やモデル(教育、研究、事務、インフラ、調達、大学経営 他 を含む)を、制約なしで議論し、得られた知見を、大学の経営層への提言としてまとめることを目標とする。
(*)Open Academy : Open Education、Open Science、Open Dataを有機的に結びつけ、オープンな教育研究環境を提供する概念
活動方針に沿い、以下の活動を通して、2020年〜2025年時点の近未来に目指すべき大学のあり方やモデルをデータに注目して検討する。その中では、どのようなサービスが必要とされるかを議論し、それらを実現するために必要なデータ、そのデータを誰がどのように持ち(オーナーシップ)、どう連携・集約すべきかを定義していく。