これからの大学には、日本の成長を牽引し、世界で戦えるグローバル人材、経済成長の種となるイノベーション創出を担う人材に加え、成熟社会の安定を支え地域に活力を生み出す人材の育成だけでなく、働き方改革における社会人の学びなおしの拠点など、様々な役割が期待されている。
IoTやビッグデータ、人工知能などに代表される技術の進化は、人々の働き方を少しずつ変えており、今後20年で総雇用者の約半数の職種が自動化される可能性があるというレポートも存在する。一方、これまで職業として定義されていない新しい職種が生まれる可能性も指摘されており、これは大学にとっても例外ではない。デジタルトランスフォーメーションが進むことにより、大学も新たな価値を創造していくことが求められ、そこには非ICT領域に対してもICTに関する知恵や知識が必要不可欠になる。
本タスクフォース「変革期の科学技術を支える大学の情報部門のミッションをデザインする」では、2022年〜2026年時点の大学のミッション(教育、研究、事務、インフラ、大学経営 他 を含む)を情報技術や情報サービスの観点でデザインし、そのミッションに関わる組織の在り方について制約なしに検討し、大学経営層への提言としてまとめることを目標とする。
(検討中)