システム技術分科会 2011年度第2回会合
創るクラウド〜プライベートクラウド活用特集 印刷用ご案内
日時 |
2012年1月27日(金) 分科会 13:30-17:30(受付13:00-)/懇親会 17:45-19:00 |
場所 |
汐留シティセンター 24階 富士通株式会社 大会議室 (〒105-7123 東京都港区東新橋1-5-2) |
参加対象 |
SS研、IS研、CS研の各会員機関の方ならどなたでも参加いただけます。 |
参加費 |
分科会:無料 / 懇親会:\500 (当日お支払い) |
その他 |
服装は、ウォームビズをお勧めします(室温23℃) |
終了しました
開催趣旨
クラウドはパブリッククラウドを利用して情報システムおよび資産をすべて組織外に出すタイプと、計算機センターなどで運用するプライベートクラウドに組織内にある情報システムや資産をで集約しようとするタイプに分類できます。最近では、大学でも実用的なクラウドの導入が始まっていますが、大学内部の情報を学外に持ち出し難いため、計算機センター内等にプライベートクラウドシステムを構築している事例が多いのが現状です。
このような背景のもと、システム技術分科会では、自組織専用のあるいは複数の機関で共有できるプライベートクラウドの大学機関による構築、運用事例を取り上げその技術やノウハウ、課題を紹介して頂きます。さらに、学術機関だけではなく企業におけるプライベートクラウド利用事例も取り上げます。
現在プライベートクラウド導入中の機関で悩みのある方、あるいは、今後すぐにプライベートクラウドを導入予定の機関でわからないことのある方には是非、会場にお越し頂きたいと考えています。
プログラム(敬称略)
※予告なく変更する場合がございます。予めご了承下さい。
13:00- |
受付 |
[前半司会] 江口 尚 (農業・食品産業技術総合研究機構 連携普及部) |
13:30-13:40 |
【開会あいさつ】
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
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13:40-14:30 講演 40分 Q&A 10分 |
【講演1】
データセンタを利用したクラウド型演習室の構築
- [アブストラクト]
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理工系大学のIT教育においては、産業界と同様なCAD、CGなどの実習・演習が必要であり、高スペックなPC上で、高負荷なソフトウェアで行っている。さらに、最近の「学生の学習時間の保証」という教育的観点からは、そのような学習環境をいつでもどこでも利用できるサービスへの展開も考慮しなければならない。一方、大学経営的観点からのIT設備の管理・運用コストのダウンも必修の課題である。すなわち大学においても高可用性とコスト削減の両立が求められている。 本学では、これまで2つのキャンパスのうち一方のキャンパスをサーバとシンクライアントによる構成の演習室とし、各PCのメンテナンス業務などを削減し、管理・運用の軽減を行ってきた。今回、そのような取り組みをさらに発展させるため、学外のデータセンタにサーバを設置し、仮想デスクトップ環境による演習室を構築した。 本講演では、その演習室構築におけるCAD、CGなどの高付加なソフトウェアの仮想デスクトップ環境での実現と運用状況について紹介する。
- [キーワード]
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クラウド、DaaS、演習室、CAD、学習時間の保証
- [資料]
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講演要旨(最終版) プレゼン資料(最終版)
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14:30-15:20 講演 40分 Q&A 10分 |
【講演2】
クラウド利用を中心としたIT現場のイノベーション
- [アブストラクト]
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グローバル化の進展による競争の激化、長期化する景気低迷の影響などから、日本企業のIT部門にはこれまで以上に厳しいコストカットと、ITを活用した新たなビジネスモデルのスピーディな展開の両方が求められている。 東京海上日動システムズは東京海上グループのIT戦略策定をリードし、それを実践する会社である。情報システムの計画、設計、構築、保守、運用といったライフサイクル全体を担う現場としても、これまでの考え方の延長では、経営からの厳しい要求には応えらない。ITコスト構造そのものの変革やスピーディなビジネス展開を実現するためには、クラウド技術やクラウドサービスを避けては通れない現状にある。 本講演では、当社を例に、クラウド利用を中心としたIT現場のイノベーションを現場目線でお伝えする。
- [キーワード]
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ITコスト構造の変革、スピーディなビジネス展開、IT現場のイノベーション
- [資料]
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プレゼン資料(最終版)
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15:20-15:40 |
休憩(20分)
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[後半司会] 刀川 眞 (室蘭工業大学) |
15:40-16:30 講演 40分 Q&A 10分 |
【講演3】
スモールスタートからのアカデミッククラウド導入事例
- [アブストラクト]
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クラウドコンピューティングの導入に際し、導入における様々な問題を解決した上で全面導入を目指すアプローチが考えられる一方、小さく始めて大きく育てるアプローチも考えられる。 本発表では、教育および研究の双方を指向した大学において、小規模での限定的なパイロット導入から開始し、実際の導入で得られた知見と様々な状況の変化を勘案し、適宜方向性を検討しながら発展させたクラウドコンピューティングの導入事例について紹介する。
- [キーワード]
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プライベートクラウド、アカデミッククラウド、大規模分散並列処理、Project-Base-Learning、オープンソースソフトウェア
- [資料]
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講演要旨(最終版) プレゼン資料(最終版)
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16:30-17:20 講演 40分 Q&A 10分 |
【講演4】
北海道大学における 大規模学術クラウドの構築と運用について
- [アブストラクト]
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北海道大学情報基盤センターにおいて11月よりサービスを開始した「北海道大学アカデミッククラウド」は、スパコン並みの演算性能 (43TFlops) を有する国内最大規模の学術クラウドシステムである。本システムでは最新のクラウドスタックを採用することで、ポータルからバーチャルマシンの申請や管理が一元的に行える、統合的なクラウドサービスを実現している。 本講演では、当該クラウドシステムの紹介をするとともに、大規模学術クラウドシステムの構築と運用を通して、得られた知見について報告する。
- [キーワード]
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クラウドコンピューティング、アカデミッククラウド、クラウドスタック、仮想化、IaaS
- [資料]
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講演要旨(最終版) プレゼン資料(最終版)
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17:20-17:30 |
【閉会あいさつ】
岡村 耕二 (九州大学情報基盤研究開発センター)
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17:30-17:45 |
休憩(15分)
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17:45-19:00 |
【懇親会】
お飲み物とおつまみの簡易パーティです。お気軽にご参加下さい。(会費 \500)
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