科学技術計算分科会 2010年度活動計画
活動方針
近年、ナノサイエンス・材料、ライフサイエンス、気象・防災、環境・エネルギー、原子力、航空・宇宙などにおける大規模科学技術計算ニーズが飛躍的に増大するとともに、民間企業においても開発コスト削減、生産性向上を目的としたシミュレーション・解析の実用化が進展し、次世代スーパーコンピュータグランドチャレンジ・アプリケーション/戦略機関等に代表される各分野においてペタスケールシステムの利用を見越したアプリケーション開発が加速している。一方、汎用スーパーコンピュータ、あるいは、それとグラフィックプロセッサを組み合わせた複合環境をベースとするペタスケールシステムの運用も始まりつつあり、ペタスケール計算を本格的に活用する時代を迎えている。
これらの状況を踏まえ、2010年度は、SS研HPCフォーラムおよび科学技術計算分科会を通して、ペタスケールシステム運用事例やアプリケーション開発事例についてハードウェア・アーキテクチャ、ミドルウェア、利用環境の面から議論を行う。また、現在進められているペタ級プロジェクトを見据えつつ、エクサ級を目指した将来の方向性について検討する。
活動内容
- SS研HPCフォーラム2010
□メインテーマ:「e-サイエンスのフロンティア」
□具体的な内容
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発表候補
- 海外招待講演:
- 第一候補:イギリスにおけるHPCの現状(仮):オックスフォード大学 Prof. Anne Trefethen
- 第二候補:ペタからエクサへのシステムとアプリ(仮):イリノイ大学 Dr. William Gropp
- 大規模データ同化法のHPCへの適用(仮)
- 次世代スパコン グランドチャレンジアプリケーション報告(ライフサイエンス分野)
- 次世代スパコン グランドチャレンジアプリケーション報告(ナノサイエンス分野)
- 富士通報告:ペタコン開発の状況(仮)
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その他
- 士通からのデモ展示を行う。(次世代スパコン、PRIMERGY BX900 等予定)
- 懇親会(立食形式の簡易版)を行う。
- 会合
□メインテーマ:未定
□具体的な内容
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発表候補
- ペタからエクサに向けた核融合分野の計算科学(仮):プリンストン大学 Dr.W.Tang
- 日本原子力研究開発機構の新システムとアプリケーション(仮)
- 富士通報告:インターコネクト性能、アプリでのプロセッサ性能など(仮)
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懇談会
- テーマ候補:どんなアプリがエクサを必要とするのか(仮)
- 合同分科会代表報告
進め方
- 開催回数:年2回
- 開催時期
- SS研HPCフォーラム2010:2010年8月26日(木) (富士通 本社)
- 会合: 2010年10月20日(水) (ANAクラウンプラザ神戸)