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合同分科会 2008年度会合      

イノベーション

※SS研会員機関の方ならどなたでも参加出来ます。

日時

2008年10月23日(木) 9:00〜20:30,24日(金) 9:00〜12:45

場所

リーガロイヤルホテル京都 2階「春秋の間」

開催にあたって

 国立国語研究所の『「外来語」言い換え提案』によると、「イノベーション(innovation)」という言葉は25%未満の国民にしか理解されていないそうである。しかし、イノベーションを「経済や産業などの発展につながるような技術や仕組みの革新」と定義すると、その恩恵に預りたい、あるいは、イノベーションを引き起こす(ことによって利益や名声を得る)側にいたい、と思う人は非常に多いであろう。
 一方、変革することがいつも何かの発展につながるとは限らず、むしろ、イノベーションにはならないまま終わった変革も無数にあるはずである。
 そこで、この合同分科会では、今ではあれがイノベーションであったと認識されている革新がどのような人々によって引き起こされ、彼らはどうしてそのような着想を得たのか、新たなイノベーションを生むためにできることは何か、あるいは、発展につながると期待して始めた変革がイノベーションに至らなかったのはなぜか、われわれはそこから何を学ぶことができるのか、といったことについて、情報交換や討論を行いたい。

プログラム(敬称略)

10月23日(木) -1日目-
司会:岩下企画委員 (京都大学学術情報メディアセンター)
09:00-09:10 [会長あいさつ]
村上 和彰 (九州大学情報基盤研究開発センター)
[開催趣旨説明]
天野 浩文 (九州大学情報基盤研究開発センター)
09:10-10:40 [基調講演]
時代を先取りする商品イノベーションの実現
トヨタ自動車レクサスセンター  定方 理

 イノベーティブ商品は市場のアドレナリンである。
 競争と変化の激しいグローバル市場において、新商品開発はイノベーションとスピードに追われ、企業は今までにない市場プレッシャーにさらされている。
 マーケットをリードするためには、売れる商品の開発だけでなく、将来に渡って市場を活性化し創造できるイノベーティブな商品開発が必要である。レクサスが開発を進めるハイブリッドテクノロジーを例にスタディする。
Keyword:環境変化、2律背反、10年先を行く、市場概念、商品開発、ハイブリッドテクノロジー、レクサス、HSD

10:40-10:50 デモ紹介
10:50-11:10 休憩・デモ(20分)
11:10-12:10 [特別報告]
富士通研究所のイノベーション
富士通研究所  村野 和雄

 20世紀に科学と技術が統合して半導体を核とする情報革命が生じ、21世紀にかけては、国際競争の激化や環境問題等の社会的課題のため、ビジネスモデルやCSR(社会的責任)が益々重要になっている。こうした歴史的変遷をふまえつつ、「夢をかたちに」すべく、弊社が取り組んできた代表的なイノベーションと、科学・技術・ビジネスモデル・CSRを基軸とする21世紀型研究所としての現在の取り組み状況を紹介する。
Keyword:イノベーション、21世紀型研究所、ビジネスモデル、CSR

12:10-13:30 昼食・休憩・デモ(80分)
13:30-14:20 [システム技術分科会代表報告]
グリーン東大工学部プロジェクト
−ICTを用いたグリーンキャンパスに向けた取り組み−

東京大学大学院情報理工学系研究科  江崎 浩

 地球環境問題は、全地球規模で取り組まなければならない課題であり、その実現には、ICT技術が大きな貢献をしなければならない。ICT技術を用いたセンサーネットワークと制御ネットワークの統合的かつ総合的なシステムの構築なしには、単体の電子機器の省エネ化のみでは、我々が目標とすべき数値目標を実現することは困難といえる。我々は、東京大学 工学部 2号館(2005年竣工 地上12階 総合研究教育棟)を用いて、省エネと環境対策を目的とした総合的で先進的なファシリティマネージメントシステム技術の検証と評価、さらに、運用技術の確立を目指す産学連携による協同研究開発コンソーシアムを組織化し、研究開発活動(『グリーン東大工学部』)を開始した。本実証実験フィールドでの成果は、他の大学組織への横展開と、公共施設等への縦展開、さらに都市設計・都市制御に資する研究開発成果を創出することを目指す。 本報告では、これまでのICT技術を用いたファシリティマネージメントシステムの研究成果の概要を報告するとともに、『グリーン東大工学部プロジェクト』の活動の概要を報告する。
Keyword:TCP/IP、グリーンIT、環境、省エネ、ファシリティ

14:20-17:50 [討論会・パネルディスカッション]
イノベーション今昔物語
 「イノベーション今昔物語」と題した今回の討論会セッションでは、イノベーションとは何かを探る立場、それを創り出そうとする立場、および、その創出を支援する立場におられるパネリストの方々にお集まりいただきます。そして、過去の事例なども紹介いただきながら、今後われわれの社会に起こりうるイノベーションとその効果,その創出を促進し効果を高めるためには何をすればよいのかなどについて、活発な討論を行いたいと思います。
コーディネータ
九州大学情報基盤研究開発センター    天野 浩文
パネリスト
東日本旅客鉄道 IT・Suica事業本部    椎橋 章夫
明治大学 法学部            阪井 和男
立命館大学 研究部           野口 義文
富士通 モバイルフォン事業本部      新山  学
17:50-18:30 懇親パーティ受付、休憩・移動・チェックイン・デモ(40分)
18:30-20:30 懇親パーティ
司会:大石企画委員 (国立天文台 天文データセンター)
10月24日(金) -2日目-
司会:高見澤企画委員 (一橋大学)
09:00-09:50 [教育環境分科会代表報告]
オープンコースウェアの現状と展望
慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 福原 美三

 OCWは米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が提唱し、2001年から取り組み始めた「正規に提供された大学の講義および関連情報のインターネットでの無償公開」活動である。2004年からは国際コンソーシアムが組織され、現在では世界中の150の高等教育機関が取り組む規模となっている。講演者は慶應義塾大学でのOCWプロジェクト責任者、日本のコンソーシアム(JOCW)の代表、国際コンソーシアムの理事の3つの立場からOCWの内外の動向に関し紹介し、将来の可能性も展望する。
Keyword:OCW、OER、オープンコンテンツ、高等教育、e-Learning

09:50-10:40 [科学技術計算分科会代表報告]
数学4千年の歴史を化学の目からイノベイトする
−ピタゴラスの三角形とトポロジカルインデックス−

お茶の水女子大学  細矢 治夫

 ピタゴラスの三角形というのは、3辺が整数の直角三角形である。これは、ピタゴラスより千年以上も前に、既にバビロニアで知られていたという証拠がある。更に、古代のインドや中国でも独立に研究されていた。従って、これ以上新しい数学的な性質は出て来ないと一般には思われていたが、数学者の使わない手法によって数多くの重要な性質が発見された。また、著者が30年以上前に提出したトポロジカルインデックスによって、他の多くの整数論の命題とのつながりも見いだされた。
Keyword:ピタゴラスの定理、ホールの行列、系統樹、トポロジカルインデックス、整数論

10:40-11:00 休憩・チェックアウト
11:00-12:30 [30周年記念 座談会]
SS研の未来を語る
 SS研は1978年3月に設立され、今年で30周年を迎えました。30周年を記念して様々な記念事業を企画しており、その一環として、秋の合同分科会の場で公開座談会を開催することになりました。ここでは、「SS研の未来を語る」と題して、会員と富士通の若手の方々に自由に語っていただきます。
コーディネータ
宇宙航空研究開発機構                 福田 正大
パネリスト
京都大学学術情報メディアセンター          岩下 武史
高エネルギー加速器研究機構計算科学センター     真鍋 篤
一橋大学                      高見澤秀幸
富士通 次世代テクニカルコンピューティング開発本部  堀田耕一郎
富士通 文教ソリューション事業本部          林 直樹
12:30-12:45 [まとめ挨拶]
岩宮 敏幸 (宇宙航空研究開発機構)
[アンケート記入]

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