日時 | 2019年10月25日(金) 分科会 9:00-17:50 / 懇親パーティ 18:10-19:30 |
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場所 |
ANAクラウンプラザホテル神戸 ※宿泊の手配は各自でお願いします。事務局での代行手配は行いません(講演者を除く)。 |
参加対象 | SS研会員機関にご所属の方 |
参加費 | 分科会:無料 / 懇親パーティ:\3,000(当日お支払い) |
参加申込み |
開催済
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その他 | 本会合は、2019年度秋イベント(24日:科学技術計算分科会、システム技術分科会、教育環境分科会25日:合同分科会、)の一部です。 |
2019年度のSS研合同分科会のテーマは「Well-being」とする。
Well-beingとは、「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」とされている。
Well-beingを実現するためにICTとしてどのような貢献ができるだろうか?
オリンピック・パラリンピック開催を控え、スポーツの最前線や、より身近な課題である健康と暮らしという観点から、データ利活用の可能性を探ることを目的として講演を企画している。
皆さまが「Well-being」を手に入れる一助となれば幸いである。
08:30- | 受付 |
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Session1 [司会]田村 義保 (統計数理研究所) | |
09:00-09:10 |
会長挨拶
松尾 裕一 (宇宙航空研究開発機構)
開催趣旨説明
野田 茂穂 (理化学研究所)
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09:10-10:10 講演 50分 Q&A 10分 |
特別講演
融合社会のデータ駆動型意思決定システム
曽根原 登 (津田塾大学) プロフィール
情報空間(cyber-space)と実世界(real-world)が統合したサイバー・フィジカル融合社会(Cyber-Physical Integrated Society)が形成されようとしている。本講演では、融合社会の課題解決のためのデータ駆動型の意思決定システムについて述べる。まず、Webオープンデータを用いたDMS(Destination data management) としてのWoR(Web of Resources)を提案する。次に、Wi-Fiシステムログデータを用い、集団の動きを可視化するIoP(Internet of Persons)を提案する。増大するインバウンド観光客の群流可視化、局所・短期間に膨大な人が集まるスポーツイベントでの地域ODデータ(Origin-Destination Data)の可視化を具体的事例として取り上げ、地域の商店街や観光・観戦客や回遊者などの消費者が合理的な意思決定を行うための人間社会データ基盤の整備について議論する。
融合社会,データ駆動意思決定,IoP(Internet of Persons),WoR(Web of Resources),群流
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10:10-10:50 | 休憩・展示見学(40分) |
10:50-11:50 講演 50分 Q&A 10分 |
特別講演
東京オリンピックに向けたパフォーマンス分析の活用-フェンシング日本代表の事例-
千葉 洋平 (公益社団法人日本フェンシング協会 強化本部 アナリスト) プロフィール
発表者が行っている活動は、大まかに情報の収集、分析、提供の3つに分類される。試合映像から専用の分析ソフトを用いて各選手の攻撃の種類、場所、時間等を分類、数値化することにより定量的かつ定性的な分析を行っている。映像やデータの提供では、即時性や利便性を考慮し、携帯端末とクラウドシステムを利用している。今回、以上のような東京オリンピックに向けたフェンシング日本代表のアナリスト活動の事例について紹介する。
スポーツアナリスト,フェンシング,データ分析,IT オリンピック
掲載なし
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11:50-13:50 | 休憩・展示見学(120分) |
Session2 [司会]楫 勇一 (名古屋大学) | |
13:50-14:50 講演 50分 Q&A 10分 |
特別講演
「情報薬」で医療は変えられる
To believe or Not to believe? It is up to you! 辰巳 治之(札幌医科大学) プロフィール
情報科学は、「情報」を対象としながら「情報」を正しく定義していない。そこで伝えて相手の心が動けば「情報」、心に響かなければ雑音であると定義した。情報工学におけるS/N比(Signal/Noise)の観点から、分子生物学の最新の知見に基づき、カントの「純粋理性批判」、アダムスミスの「道徳感情論」を越えた発想から「情報薬(2004)」を提案し、type-Iからtype-Vに分け(電子情報通信学会誌 97:695-701,2014)社会応用を行い、成果をあげてきた。変化量が刺激となり、それが信号となり細胞に変化を起こし、心を動かす。そして人を幸せにするものを「情報薬」とした。同じ「情報薬」でもタイミングやプレコンディションにより全く効果が異なり「情報毒」ともなり得る。その具体例を示し解説をする。展示会場でポスターにより質疑応答できれば幸いである。
情報薬(Info-Med)、戦略的防衛医療構想(SDMCI; Strategic Defensive Medical-Care Initiative)、リセットマッサージ、ゼロクリック、逆ナースコール
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14:50-15:50 講演 50分 Q&A 10分 |
特別講演
データ流通とデータエビデンスによる個別医療への期待
真野 浩 (エブリセンスジャパン株式会社 代表取締役最高技術責任者) プロフィール
わが国では,IoT・ビッグデータ・AI・ロボットを軸とする第4次産業革命の実現により、2020年までに30兆円の付加価値を創出することを掲げ、内閣官房IT総合戦略室、総務省、経済産業省が、そろってデータ流通・情報流通へ向けた各種制度設計への取り組みを始めています。特に、PDS・情報銀行・データ取引市場といった、情報流通・共有への仕組みづくりの具体的な活動が加速しています。そこで、これら各種委員会の委員をつとめ、自らも世界に先駆けてデータ取引市場の事業化に取り組むエブリセンス代表により、「データ取引市場」の概要と機能や、現在SIPとして取り組んでいるAI ホスピタルで期待されるデータエビデンスに基づくプレシジョン医療への期待を解説します。
データ流通, IoT, ビッグテータ, 情報銀行, PDS,AIホスピタル
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15:50-16:40 | 休憩・展示見学(50分) |
16:40-17:40 報告 60分 |
BoF (Birds of a feather) 報告
・未来の研究環境 ・専門家としてのキャリアパス
掲載なし
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17:40-17:50 |
閉会挨拶
立川 智章 (東京理科大学)
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17:50-18:10 | 休憩・会場移動(20分) |
18:10-19:30 |
懇親パーティ
※会費制:3,000円 (当日受付にて申し受けます)
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