保存データが大量になるとこれらを格納するストレージシステムを大規模化させるか、広域に分散化させるなどして大容量化する必要がある。どのようなアーキテクチャでストレージシステムを大容量化したとしても、ストレージシステムは個々のデバイスであるディスクドライブ、コントローラ、ネットワークで構成されることになる。
複雑化するストレージ関連装置を構成しているモジュールの動作状況を監視し、システムとしての可用性を維持するためには、構成定義の変更や装置の追加、交換、さらにはデータ移行などを容易にするための仕組みが必要であり、これらの機能をデバイス管理と呼ぶ(図2-3)。