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 2.3. 第二回設計見直し(2000年3月)

 第二回設計見直しでは「スワップアウト時間制限機能」、「SHARE実行時間制限機能」を2000年3月末に導入している。

 第一回の設計見直し後も高い利用効率を維持しており、並列ジョブの実行待ち時間も短縮されている。しかし、図8.に示す通り、優先順位の低いジョブの経過時間が長くなる傾向にある(1999/12,1999/2〜1999/3)。SHARE実行された場合、優先順位の高い z1,z4 に対し、優先順位の低い d1,d4 はCPUが配分されず、CPU使用時間の数倍の経過時間を必要としている。また、ジョブスワップも同様であり、優先順位の低いd1,d4ではスワップアウト状態が数十時間に及ぶ場合がある。
 優先順位の低いジョブの経過時間を短縮することを目的に、「SHARE実行時間制限機能」及び「スワップアウト時間制限機能」を導入し、経過時間の短縮を実現している(図8.)。


図8. ジョブの平均経過時間



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