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質疑応答「宇宙科学研究所 VPP800/12システムにおけるジョブ制御報告」

- このページの後半に 質問票と回答があります -

−司会− 愛媛大学工学部 野田松太郎

【司会】
 ご質疑、ご討論をお願いします。

【重谷】(理化学研究所)
 シーケンシャル実行機能についてお聞きしたいのですが、これは、特別にこちらで作りこまれたNQS-JS機能ですか。

【松井】(発表者:富士通(株)システム本部科学システム統括部宇宙システム部)
 NQS-JSではなく、こちらで特別に作っております。

【重谷】
 この図では、逐次バッチみたいなものでしか適用できないようですが、並列のジョブでも同様ですか。

【松井】
 これは、実際にはキューの単位で制御しています。

【司会】
 逐次ジョブでターンアラウンドが相当長かったですが、実際のCPU時間は平均してどのくらいですか。また、それが数十時間弱のターンアラウンド時間となっているわけですか。

【松井】
 基本的には、CPUリミット10時間ですので、概ね10時間のジョブが多いです。今、手元に統計情報がないので、短いものに関しては分かりませんが。

【司会】
 基本的に逐次ジョブというのは、10時間程度の非常に大きいものが多いということですね。

【中村】(航空宇宙技術研究所)
 最後の課題のところで、メモリ容量の小さいジョブや、CPU時間が短いジョブを優先的に割り当てるようにすると、それが混んできたら、先程と同じように待たされますよね。ユーザが賢くて、優先権が一定ではなく、時間で割り当てられているので、短くすれば良いと気づいてしまうと、スカスカ走って得しますよね。

【松井】
 4時間、8時間など、段階的に優先順位を付けるなどといったことを考えないといけないとは思っています。

【司会】
 どうもありがとうございました。(拍手)



 ■質問票に対する回答

Q:高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所 三科 淳

 有効利用のための各種制御機能ツール(仕様)は、SEライブラリ等のように他サイトにも流用可能なのでしょうか。もしくは、既に公開されているのでしょうか。

A:富士通(株)システム本部科学システム統括部宇宙システム部 松井秀司

 現在、SS研ユーティへの登録を検討中です。他サイトには登録していません。


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