1994年3月 神戸大学大学院経済学研究科博士課程後期課程修了、経済学修士、博士(学術)。広島大学経済学部助手、同講師、広島大学大学院社会科学研究科講師を経て、現在広島大学人間社会科学研究科准教授。2003年-2008年日本WebCTユーザ会幹事、2005年-2007年情報処理学会教育学習支援情報システム研究グループ運営委員、2007年-2013年情報処理学会教育学習支援情報システム研究会運営委員、2012-2013年情報処理学会教育学習支援情報システム研究会幹事。2019年広島大学教育賞受賞。専門は国際経済学、計算社会科学。 。
SARS-CoV-2による新型コロナウィルス感染症が引き起こしたパンデミックにより、わが国の高等教育環境・実践は大きな影響を受け、オンライン授業への強制的な切り替えを余儀なくされました。ほぼ強制的に開始されたオンライン授業ですが、それは単に緊急避難的な従来型の対面授業の代替物であるだけではありません。オンライン授業であっても双方向的にインタラクティブな授業環境、学習環境をリアルに構築することは可能です。本講演では、広島大学経済学において実施された学部授業を例として、オンデマンド型講義資料配信スタイルともハイフレックス型オンライン授業とも異なる、アクティブ・ラーニングを志向した、インタラクティブな協調学習タイプのオンライン授業について報告します。「思考する学習者の相互作用」を重視した、with-CORONA、after-CORONAな時代の高等教育の明日を考えるヒントとなれば幸いです。
オンライン授業, 協調学習, 高等教育, アクティブ・ラーニング