3.データマネジメントの現状とストレージソリューションへの期待
本章では、大学・研究所におけるデータマネジメントの現状を調査し、その結果を基に今後求められるストレージソリューションについてまとめる。なお、調査対象は本WG参加メンバーが所属機関において、担当または管理しているシステムおよびデータとした。
調査対象システムおよびデータを以下に記述する。
- 宇宙航空研究開発機構(以下、JAXAと呼ぶ):
- NSV およびメールサーバ
- 国立天文台(以下、天文台と呼ぶ):
- ハワイ観測所および三鷹本部にあるすばる望遠鏡のためのデータアーカイブと解析処理のためのシステム
- 中京大学(以下、中京大と呼ぶ):
- 学内の理系学部(情報理工学部・生命システム工学部)の教育研究用コンピュータ演習室システムとメールサーバおよび公開Webサーバ
- 北陸先端科学技術大学院大学(以下、JAISTと呼ぶ):
- 情報科学センターおよび遠隔教育研究センターの管理するシステム
- 理化学研究所(以下、理研と呼ぶ):
- 情報基盤センターが管理するシステムのデータ領域における研究系データ