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    5.4.Windows XP

     最近のパソコンの話題として、Windows XPがWindowsの新しいバージョンとして発売されます。このWindows XPにはいろいろな機能があるわけですが、peer-to-peerとか分散コンピューティングを意識している。
     ビル・ゲイツは、「.NET」というマイクロソフトの未来戦略を説明するスピーチの中で、次のようなことを言っています。
     「いまのインターネットは多くの点でまだかつてのメインフレーム・コンピューターの世界を引きずっている。サーバー中心のコンピュータモデルで、ブラウザはたんなるバカな端末といった役割を負わされている。仕事で必要な情報は、ユーザー一人一人に一度に1ページ見せるだけで、中心に集められたデータベースに閉じこめられている。もっと悪いことに、ウェブページは、たんにデータを映し出しているだけで、データそのものではない」
     ナップスターが個人のPCに眠っている音楽ファイルを利用することを考えたように、ビル・ゲイツも、Windows XPで個人のパソコンでデータを共有して使おうとしているわけです。


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