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6. おわりに

 本稿では共有メモリ型スカラ計算機の処理性能を調べるため、GP7000 とSR8000 を取り上げて4つのプログラムの処理時間を実測した。また、性能のでないプログラムについてはチューニングを試みた。現在のコンパイラを使う限り、利用者が普通にプログラムしただけで性能を引き出すのはかなり難しい。チューニングのための情報やツール[3] が必須であろう。

参考文献
[1] D.Levine et al. (1991) Test Suite for Vectorizing Compilers.
(http://www.netlib.org/benchmark/vectord)
[2] 日立製作所(1999) SR8000 の有効利用法. 東京大学情報基盤センタースーパーコンピューティングニュース, Vol.1, No.3, 97-123.
[3] 日立製作所(2000) SR8000 性能モニターとログメッセージを用いたチューニング. 東京大学情報基盤センタースーパーコンピューティングニュース, Vol.2, No.1, 45-68.


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