News Letter「コンピュータ開発におけるCAE技術の現状」(13/18)

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シミュレーションを更に役立てるため、富士通ではマルチフィジックス(COSS)と最適設計(CAOS)のシステム開発に取り組んでいます。 市販のソフトでは不可能なマルチフィジックス(複合物理現象)のシミュレーションをCOSSで実行します。

このCOSSは現在開発中のソリッドモデラー、メッシュ生成と条件設定、連成解析制御、結果可視化のプログラムからなるシステムです。 電場、磁場、熱伝導、流体を連成解析できます。

電磁場/熱伝導連成はMRヘッド磁気特性解析、MRヘッド磁性薄膜形成解析に、電場/流体連成はLSI配線メッキ解析、プリント基板VIAエッチングに利用しました。

GMR(Giant MR)ヘッドの電磁特性評価において、実際にGMRを試作し評価すると2ヶ月要するところ、COSSを用い4時間で評価することができました。
 

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