4月から7月初旬までの運用状況を示すものとして、図2にCPU稼働率、図3に各ジョブグループの会話型ジョブの実行数、実行時間の内訳、図4に各キューのバッチジョブの実行数を示す。
グラフから分かるようにCPU稼働率は平均85%で変動は少ない。90%を超えている日もかなり存在する。全体的にみてもCPU稼働率の変動は少なく密度の高い利用であることが分かる。
図2
会話型ジョブの傾向としては並列度が上がるとジョブ数が少なくなっている。これは同時に確保できるPE数により確保できる確率が少なくなることも有るが、ジョブグループ毎の平均実行時間をみると、1,4PEのジョブグループでは最大実行可能時間まで利用していることは少なく、バッチジョブのためのデバッグに使用しているものと思われる。8,16PEのジョブグループでは少し実行時間の長いジョブが有るが、80%は10分以内でジョブが終了している。(図3-2参照)情報環境室では会話型ジョブ利用を促進したいと考えるところである。
図3−1
図3−2
バッチ型ジョブにおいては、各キューとも処理件数は違ってはいるが、一様に処理されている。週末における特別利用の状況もグラフ上に明確に現れている。