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第33回通常総会 閉会挨拶

副会長 松澤照男(北陸先端科学技術大学院大学)

 ただいま、ご紹介いただきました北陸先端大の松澤でございます。
 本日は、総会議事の他、天文台の観山先生、そしてJAXAの川口先生に、非常に興味深いご講演をいただきました。皆さま、どうもお疲れ様でした。
 村上会長が最初にお話しされておりましたが、3.11から私たちも変わらざるを得ないという状況に追い込まれていると思います。川口先生のお話しにもありましたが、科学技術への信頼が大きく失われている一方で、それを解決するための、科学技術への期待も大きく、科学技術への感心が非常に高まっている状況が生まれています。地震、津波、原子力などの専門分野がどうのこうのということではなく、科学技術全般に対する国民の信頼が失われていると同時に期待も非常に大きい。例えば、最初に会長からシミュレーション技術のお話しがありましたが、震災時の通信においても、国民から信頼を大きく失った分野ではありますが、通信がなければ、お互いの生存確認もできず様々な通信手段が生存確認に貢献したのも事実です。このような意味では不信と信頼の両方が入り混じった状況が、いまの日本の状況ではないかと思います。川口先生が仰っておられましたように、このような状況に関心をもちながらも、しかし常日頃から課題を着実に取り組んでいくことが、私たちに課せられているのではないかと思います。私たち自身が、科学技術を進展させるために、大いに頑張っていきたい。これが東北地方への非常に大きな復興の応援になるかと思いますので、私たち自身が大いに頑張りたいと思います。
 それでは皆さま、長い間、どうもありがとうございしまた。(拍手)

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