林 衛(富山大学)
警鐘が鳴らされていた原発震災が現実のものとなってしまった。政府のパブリック・リレーションズは失敗、リスクコミュニケーションがなされないまま、楽観的見通しが大手メディアから流され続けた。科学報道の不足を補ったのがソーシャルメディアを活用した情報発信とインターネット上での共有であった。週刊誌メディアも活躍をみせた。専門を越えた科学コミュニケーションの実態を分析するとともに、科学リテラシーの現実、理科教育の課題にまで言及する。
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