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開会あいさつ

三浦 謙一 (国立情報学研究所)

皆さま、ようこそ科学技術計算分科会にお越しくださいました。ただいまご紹介がありましたとおり、今回のまとめ役ということで、プログラムの企画をさせていただきました。

テーマは「ペタスケール時代のData Intensive Scienceとストレージ」ということで、計算をすればデータが出てくる、あるいはたくさんのデータがあるから計算機で処理しなければならない、というように、データと計算能力は常にペアで関連したわけです。近年特に、本日ご講演いただく、高エネルギー物理学や天文学に代表されるように、データ爆発と言うか、ペタバイト以上のデータを扱うような分野が、現実の世界になってきているわけです。

今日のテーマですが、実は、私もよく知っていた Jim Gray氏が以前から"Data Discovery"ということを言っておられました。彼が亡くなった後、マイクロソフトから "The Fourth Paradigm: Data-Intensive Scientific Discovery" という本が出まして、その最初の部分に Jim Gray氏が以前プレゼンをした時の資料が入っています。そういうことも受けて、大量のデータをどう扱うのか、それに伴うストレージ技術はどういうものなのか、ということをテーマにさせていただきました。

本日の講演は、高エネルギー加速器研究機構の佐々木節様、国立天文台の大石雅寿様から、それぞれの分野における Data Intensive Computingの状況をお話いただきます。次に、SS研大規模ストレージWGの成果報告として、大規模ストレージシステムの課題と今後の展望というテーマで宇宙航空研究開発機構の藤田直行様に講演いただきます。最後に、富士通の住元真司様から「京」コンピュータのストレージシステムについて紹介いただきます。

興味深い講演ばかりですので、活発に議論していただければと思います。それでは早速プログラムに移ります。皆様どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

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