宇宙航空研究開発機構 齋藤 宏文
我々のグループでは、重量70kgの本格的な高機能3軸小型衛星を開発し、2005年8月に打ち上げた。現在まで5年間、軌道上で健全に動作し、オーロラの科学観測に供されている(平成21年度航空宇宙学会技術賞受賞)。この衛星プロジェクトはそもそも教育目的ではなく、我々スタッフの真剣勝負の小型衛星開発であった。このスタッフの真剣勝負に大学院学生や学部学生がどう関わりを持ったか、そして巣立っていったかを紹介する。
小型衛星,オーロラ科学観測,先進小型搭載機器,大学院教育,インハウス衛星開発