こんにちは。ただいま紹介にあずかりました、九州大学の青柳です。
本日はお忙しい中、科学技術計算分科会にご参加いただきまして、ありがとうございます。開会に先立ちまして、企画委員のまとめ役という立場から、ひと言ご挨拶を申し上げます。
予稿集の前書きにも書いてありますとおり、つい半年前にはロスアラモスのロードランナーが、ハイパフォーマンス・リンパックとはいえ、1ペタフロップス超えを実現しました。国内でも開発が進んでいるペタスケール計算機について、今後は実用面の検討が必要で、それを、ものづくり日本の確立に必要なシミュレーションの土台となる計算機としていく必要があります。
これらを踏まえて企画委員では、これからの新しい時代の HPCにとって何が重要になるかをテーマとすることにしました。
ペタフロップス計算機を、100ペタフロップスおよびエクサの時代にまで続く文化となるような、HPCの新時代というちょっと大げさな立場で、テーマを考え、国内外から著名な先生方をお招きして、お手元にあるようなプログラムを企画しました。
なお、夜の懇談会の部では、更に超並列時代に向けての議論ということで、プログラム開発者の立場、コンパイラを作っている方、エンドユーザの方、それぞれの立場で、新しい時代の超並列時代のプログラミングについて、アルコールを交えながら、みなさんで討論したいと思いますので、昼の科学技術計算分科会から夜の懇談会まで、お付き合いいただけると光栄でございます。
以上、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。(拍手)