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閉会あいさつ

国立天文台 天文データセンター
水本 好彦

 ご紹介に預かりました国立天文台の水本でございます。
 挨拶という大げさなものはないのですが、時間も押していますので簡単に申し上げます。本日は 5人の講演者の方々に盛りだくさんのお話をしていただきました。
 前半の 2件については、計算機センター管理者から見た時に、どういうマシンを入れたら良いかというお話でした。これまで、新たなマシンを導入するときどのようなマシンが良いかという共通の判断材料がありませんでした。まず、性能指標としてのベンチマーク試験のお話がありました。これは、既存のマシンと比較検討するときの指標ですが、市場に欲しいものが見あたらないので、3つのセンターが共同してマシン仕様を作成し、自分たちで欲しいマシンを作ってしまったという T2Kの話がありました。
 後半の 3件はスパコンを実現する 2つのポイント−アクセラレータと低消費電力−から、性能を出すためには使い方も重要になっており、ユーザにどう使わせたら良いか、あるいは現在の使い方の話もあったと思います。アーキテクチャから見たときに、アクセラレータは特殊な世界ではなく、アクセラレータをどう使っていくか。超並列マシンと同じで面白いテーマです。
 本日のプログラム全体を通して、スパコンは、自動車でいえば F1マシンで性能を生かすためにはアーキテクチャはもちろん、電力消費まで考える必要があり「普通の車のようには使えませんよ」といわれたように思います。最後のご講演で、オートマチック車とはいいませんが、せめてマニュアル車くらいの感覚で使いたいという期待に応えられそうな、ちょっと明るいお話がありました。FX1の今後の展開に期待したいと思います。
 このあとの懇談会は、本日の 5つのお話の続きになっていますので、ぜひご参加ください。
 では、最後に 5人の講演者の皆様に感謝の拍手で終わりたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)

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