(3) 科学技術計算分科会
企画委員(○印:まとめ役) (敬称略) 会合 会員 富士通
○ 金澤 (京大大型) 藤井 (宇宙研) 福田 (航技研) 野田 (愛媛大工学部)
○ 奥田 (システム本部計算科学技術センター) 大空 (ソフトウェア事業本部Linux統括部) 高津 (システム本部科学システム統括部) 川上 (システム本部西日本システム統括部) 《年2回》
第1回: 平成12年 9月 8日 東京 第2回: 11月15日 浜松 (合同分科会) 活動方針および活動内容 1.活動方針
2.活動内容
- ベクトル並列機については新世代のシステム(VPP800,VPP5000)が会員間に導入され本格的な利用が開始されている。ここにおける運用/性能両面からの検討が、今後の活発な利用、効率的な運用に向けて必要であるとともに、ベクトル並列機の導入を検討している会員各位への適切な情報提供を狙いたい。
- 一方、スカラ並列機については1999年度にいくつかの会員サイトに大規模なシステムが導入され運用が開始された。ここでの運用経験をもとに、拡大するスカラ並列機利用に向けて性能・運用両面からの議論を行いたい。
- これらのメインサーバに関する議論とは別に、会員間ではPCクラスタ(Linux-クラスタ)、Grid Computing 等の新しい利用技術への関心が高い。これらの技術の科学技術計算への適用、運用上の課題についても将来に向けてのトピックスとして、取り上げていきたい。
- ベクトル並列機およびスカラ並列機の両者について、運用利用面、性能面からの議論を深める。
- アプリ性能報告については一つの報告時間を短くして件数を増やし、多様な利用を視野に入れた検討をしたい。
- 新しい利用技術について適用状況等を考慮して効果があると判断された場合はトピックスとして取り上げる。
- 十分な議論ができるよう、時間配分には余裕を持ってプログラムを検討する。
2.1 第1回会合【メインテーマ:VPP の現状と並列分散コンピューティングの動向】 《参加者:88名》
(1) ベクトル並列性能事例報告2.2 第2回会合【メインテーマ:スカラ並列機の性能評価と運用について】 (合同分科会の分科会セッション)
1)VPP800における大規模プラズマ粒子シミュレーション(宇宙研) 2)VPP5000による乱流の直接数値シミュレーション(東京理科大) 3)NAS Parallel 1.0を用いたVPP5000性能評価(九大応力研) 4)VPP5000/56の性能測定と運用経験について(名大大型)
(2) ベクトル並列機運用事例報告
1)VPP800/12システムにおけるジョブ制御報告(宇宙研/富士通) 2)VPP800の新しい運用形態を求めて(京大大型)
(3) スカラ並列機の新機種紹介
1)新UNIXサーバ PRIMEPOWERについて(富士通) 2)Parallelnaviについて -プログラム開発環境を中心に-(富士通)
(4) PCクラスタはPoor Man's Supercomputer(理研/北陸先端大)
《参加者:55名》
2.3 合同分科会での分科会からの報告テーマ
- (1) スカラ並列機の性能とチューニング)
- 1) 共有メモリ型スカラ計算機の処理性能について(名大大型)
- 2) StarfireのNASA Benchmarkをベースにした性能評価(北陸先端大)
- 3) スカラ並列機におけるアプリの高速化事例(富士通)
- 4) スカラ並列機の基礎性能(富士通)
- (2) 「スカラ並列技術WG」経過報告
- (3) 九州大学情報基盤センターにおけるGP7000Fの運用と利用状況について
- (4) Parallelnaviについて -運用管理機能を中心に-(富士通)
- (5) 分科会等懇談会「パラレルとバラレル -SMPサーバ対PCクラスタ-」
・理工系ツールとしてのLinux(成蹊大)