ロボット情報処理WG 2007年度活動計画
活動方針
第1期活動(ロボティクスWG)では、ヒューマンフレンドリロボットに関する以下の検討を行った。
- 人間の生活や活動へのロボットが支援できる分野・シチュエーションの検討
- ロボットに要求される要件の検討
- ロボット制御方式の検討およびその評価
- 上記各分野や制御方式の連帯・融合による新たな可能性の検討
検討の結果、現状の技術で支援可能な分野は、エンターテインメント、案内、運動等、非常に限られること、そして、それを打破するためには、ニューラルネットワーク等の研究の成果をロボットに搭載することが必須であること、制御系は非線形ニューロンや線形ニューロンで可能なこと、制御・認識等の連帯・融合がニューラルネットワークでできる可能性があること、等々がわかった。
これらの検討結果を受けて、今後は更なる議論・検討が必要であり、情報処理技術の他分野への応用も視野にいれなければならない。これまでの成果で、研究分野の絞込みができたため、今後は、この絞り込んだ分野に対し独創的な成果を挙げることを目指す。
活動内容
本WGでは、人間に近いところで働く人間共存型ロボットの実現に向けて、「生物規範型ロボットの運動生成と制御」に関する研究を行なってきている。2007年度は、2006年度に討議したニューラルネットワーク生成プラットフォームを研究プラットフォームとして採用し、内外の環境に対して柔軟に適応できるロボットの議論・検討や、本技術の他の情報処理分野への応用について、さらに議論・検討を進めていく。
進め方
- 活動期間：2年(2006/5〜2008/5)
- 会合開催：年4回程度
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