近年ヒューマノイドロボットをはじめとしたヒューマンフレンドリなロボット研究開発が非常に盛んに行なわれている。各社のヒューマノイドの動きには、目を見張るものがある。しかし、真に人間の生活や活動を支援するようなロボット実現へのブレークスルーがまだ見えていない状況である。このブレークスルーのためには従来の機械工学や制御工学とともに他の様々な分野からのアプローチが必要となってくると思われる。
このような背景から、「ロボティクスWG」では、ヒューマノイドに限らず、ロボットを様々な方向から利用した研究を進め、そして議論し、ロボットの「可能性」広げるための課題や重点研究分野について検討する。これらの活動の中で参加メンバ相互に知見を広め、新規性・独創性のある研究分野の開拓を目指す。
活動方針に沿い、ロボットに関する様々な方向からテーマを設定し、各テーマについて以下の活動を進める。会合においては各参加メンバが活動報告を行ない、それをもとに議論・検討を実施し、相互連携による新たな可能性についても検討する。なお実証用ロボットとして、参加機関が所有しているロボットのほかに、WG活動を支援するためにロボット(HOAP)を1台確保した。
2年目である本年度は、昨年度実施した活動成果を基に研究をさらに進める。