次世代スーパーコンピュータ「京」が2012年に本格稼働を開始する。京はノード内マルチコアおよび大規模ノード数を特徴とした並列計算機である。そこで、本WGでは次世代スーパーコンピュータ利用促進に向けた、アプリケーションプログラムの性能分析と高速化手法の検討を行う。
各分野のアプリケーションプログラムを対象とし、「京」とノードアーキテクチャが似たFX1上で性能分析・評価およびチューニングを実施することで、並列プログラミングスタイルの検討、性能分析ツールであるPAツールの利用方法など分析手法のノウハウの共有/分析を行う。更に次世代スーパーコンピュータでの単体ノード性能の測定、およびネットワークを含めた大規模性能予測を実施する。
成果物は、富士通が京向けに作成中の「PAイベント情報チュートリアル(仮題)」にWG活動での実アプリ事例や各種ノウハウを盛り込みブラッシュアップしたものを想定している。