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大規模ストレージWG 2010年度活動計画

活動方針

 情報処理性能の飛躍的な向上による科学技術計算の大規模化や、情報処理システムの入力元となる観測機器および測定機器の高精度化により、入出力データの大規模化は加速度的に進んでいる。今後もデータの大規模化は一層促進されていくと考えられる。
 CPUの種類や構成が多様化する中で、特に大規模データを扱う計算機システムを効率的かつ有効に利用するためには、ストレージの性能・構成・運用方法などを最適にすることが大きな要素のひとつとなっており、明確な設計指針が求められている。
 更に、ストレージの性能評価方法や測定ツールについては、現状、一般化されておらず、様々なストレージシステムを包含した性能評価指針も求められている。
 このような状況を踏まえ、大規模データを扱うシステムにおいて、限られた予算でより効果的なストレージ/IOシステムを選択するための検討および効率的な運用を行うために必要な管理機能の検討を行う。

活動内容

 下記の調査・検討を行うため活動している。2010年度は、2009年度までに議論してきた大規模ストレージに対するニーズ、技術課題、それに対する対応などを、技術トレンドを意識しながら整理を行い、設計指針を成果報告書としてまとめる。ここで、WGとしてひとつの共通解を出すことには拘らず、ケースごとの要件の優先度を考慮する。また、大規模ストレージの利用者のみならず、システム管理者やシステム設計者の視点を加えた整理を行い、それぞれの立場の違いによる要件や大規模ストレージへの期待の差異を明確にする予定である。
 更に、ストレージ性能測定ツールをモデル化し、いくつかのSS研会員システムでの性能測定および結果の評価を行い、ストレージシステムの性能評価指針案策定のための準備を行う。

(1)ストレージ製品の現状と動向の調査【メーカの視点】
(2)参加機関毎の特徴的なストレージ/IO例の整理【ユーザの視点】
(3)ストレージ/IOに対するニーズの明確化【ユーザの視点】
(4)ストレージ/IOの使われ方や考え方の現状把握【ユーザ・システム管理者双方の視点(システム設計者の視点も入れたい)】
(5)効果的なストレージ/IOシステムの検討【システム管理者の視点】
(6)ストレージ運用管理機能の検討と製品への反映検討【製品開発の視点】
(7)ストレージ性能測定ツールのモデル化、測定・結果評価および性能評価指針案の策定【システム管理者の視点】

進め方

  • 活動期間:2009年1月〜2011年3月(2年3ヶ月間)
  • 会合開催:年4回、計9回程度

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