近年、多くの大学で個々の学生向けの教材コンテンツを提供するサービス(e-Learningシステム)の検討が始まっている。また、このような受講している学生個別に分かり易い教材を提示する他にも、教員がもっと簡単にシラバスを作成することができないか、あるいはシラバスから簡単に授業で使う教材ができないかとの要望もある。
その背景には教材コンテンツを作成する先生の負荷が未だに軽減しない実情がある。その有効な解決策のひとつとして、教材コンテンツの自動生成を含めた教材提示を平成15年度に「e-Learningコンテンツ生成WG」の活動として実施し、個別学生向けの教材コンテンツ作成およびその配信の仕組み等他について検討し、プロトタイプシステム作成による実証実験を行った。
平成16年度は平成15年度「e-Learningコンテンツ生成WG」の成果をベースにした検討を進め、シラバス自動生成機能の作成や提示教材における用語解説、補足説明等を表示するためのデータベースの作成の他、難易度別コンテンツについての詳細な検討を行い、各会員へのノウハウの共通化を図る。