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4 自動並列化コンパイラ

 次に、Starfire でのコンパイラの種別によるスカラー性能を比較する。図2 では、Starfireの1CPU を用いて、問題サイズCLASS A のNPB 逐次版により、次の3 通りのコンパイラおよびコンパイルオプションで計測を行なった結果を示す。


図2: 自動並列化コンパイラ


1.Sun Fortran 77 Ver 5.0,
option: -fast
2.Sun Fortran 77 Ver 5.0,
option: -fast -xchip=ultra2 -xcache=16/32/1:1024/32/1 -xarch=v8plus -depend -lmopt
-lsunmath
3.Fujitsu Fortran Ver 4.0,
option:-Kfast


 3. のFujitsu Fortran の場合、コンパイルオプションのチューニングを行なわないのであれば、Sun Fortran 77 よりも良い性能が得られることが多い。また、Sun Fortran 77 を用いてコンパイルオプションのチューニングを行うことにより、CG 、EP 、IS を除き最も良い結果が得られた。このため、以後のStarfire 及びUltra5 での計測には、2. のSun Fortran77コンパイラおよびコンパイルオプションを用いる。

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