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2.センターに導入されたシステムの歴史

 まず、長崎大学における全学共同利用の電子計算機システムの導入の歴史を振返ってみると、第1号機は、1969年の電子計算機室設置に伴う翌1970年の「FACOM 270-20」システム稼働から始まる。4500万円の買い取り予算により導入されたこのマシンは、コアメモリ16Kワード、内蔵磁気ドラム136Kワード、カードリーダ、ラインプリンタ、XYプロッタおよびマガジンファイル(MTのカセット型みたいなもの)というシステム構成で、主にFORTRANプログラムによる処理に利用されていた。この時期、長崎大学の計算機利用者の多くは、パンチカードで九州大学の大型計算機センターの出張利用を行っていた。今では、当時の予算の百分の一の予算で、1000倍以上の主記憶や外部記憶容量を持つ高性能のパーソナルコンピュータを個人で購入し、インターネットに接続しているので驚きである。
次に、長崎大学の全学共同利用施設に導入された電子計算機の年表の概略を示す。


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