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VPPにおけるジョブスケジューリング

 メモリ非共用型並列計算機であるVPPでは、PE(*註)フラグメンテーションの発生は不可避であり、これがスループット向上の最大の阻害要因であった。

 PEフラグメンテーションの典型的なケースは、少PEジョブの実行中に多PEジョブをスケジューリングしようとする場合に発生する。
 この場合、多PEジョブがPE待ち(alloc状態)となり、少PEジョブに割り当てられていないPEがアイドル状態となる。これらのPEは、他に実行待ちの少PEジョブがあっても割り当てられない。

 同様のことが、メモリについても発生する。

*註 Processor Element


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