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R&D分野の運用管理について

-VPPにおけるジョブスケジューリング-


  1. ヒストリ
  2. 従来スケジューリングの課題
  3. 課題解決のアプローチ(NQS−JS)
  4. 今後の課題
株式会社富士通愛知エンジニアリング
第一開発統括部
長崎孝紀
t-nagasaki@ael.fujitsu.co.jp


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VPPにおけるジョブスケジューリング


 当社は、VPPシリーズにおけるベクトル並列計算の実行環境として、オープン系のde−facto標準であるネットワークキューイングシステム(NQS)を、カーネルと連携して最大限の計算性能を引き出すべくエンハンスして提供している。
 しかし、公平なスケジューリング、計算機の資源活用、といった点で、NQSのFIFO(First−In、First−Out)スケジューリングだけでは充足できない課題があった。
 このうち、公平なスケジューリング(特定ユーザが計算機を占有しない)を実現するための製品として、ユーザごとのジョブ数を制御するNQS−JMをすでに提供している。
 本稿では、計算機の資源活用によって、並列計算機のスループット向上を図るNQS−JS(1999年3月提供予定)について報告する。

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