2.ReKOSについて
2.1.ReKOSの特徴
デジタルコンテンツのプラットフォームとして、既成のデジタルコンテンツをそのまま使えるのはもちろんのこと、欲しい素材を検索で探し出し、それらの素材を自由に組み合わせ、容易に独自のデジタルコンテンツを構築できる機能を実装している。図1は、ReKOSの機能概要を表した図である。ReKOSで作成するページはテンプレートで統一されているので、ユーザーはコンテンツの種類によらず同様の画面レイアウト、インターフェイスでデジタルコンテンツを活用できる。
このシステムの特徴は次のような点である。
1)ページ作成にテンプレートを使う。
2)ページをメタデータによって検索できる。
3)ページ順序の並べ替え、追加、削除ができる。
4)デジタルデータをページと関連づけできる。
5)デジタルデータを共有できる。
図1:ReKOSの機能概要
2.2.デジタルコンテンツの構成
現在市販されているデジタルコンテンツの構成として、階層構造になっている物が多い(図2、左図)。
図2:デジタルコンテンツの構成例
調べ学習には適しているが、教員が行う一斉授業で、特定のページだけを使いたいとき(図2、右図)には不向きである。ある一定の基準(仕様)のもとに作られたページ群を、順序をつけて表示できるツールがあれば、教員がそれぞれの授業に合わせたデジタルコンテンツの利用が可能となる。(図3)
図3:デジタルコンテンツの構成例2