News Letter「スーパーSINETとその活用」(26/30)

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前ページは仕様書案の段階の構成図であったが、その後その中のOC192cをQuadOC48cに変更した。 これは、スーパーSINETの調達方針(国立情報学研究所の方針)は提案時点でまだ製品化されていないものは提案として認めないため、新型のOC192c POSは導入できないのだが、旧型のOC192c POSではMPLS VPNはできないということがあり、OC48c POSなら可能という事情があった。

一方、KEKは製品発表されていて納期を守れるなら認めるという調達方針を持っていたので、KEKでは新型のOC192c POSでも新型のQuad OC48c POSでもどちらでも導入可能であった。 そういう面での調和に加えてもう1つ、新型のQuad OC48c POSは非常に魅力的だということがその後の調査で明らかになった。 新型はPOS Channelというものをサポートして、OC48cを2〜4本束ねることが出来る。 これは非常に魅力的である。 前ページの絵では、スーパーSINETエッジルータとKEKのルータの接続で、1本をOC192c、1本をGbEとしていたのが、HEP用VPN、一般用、それぞれの帯域を需要に応じて柔軟に対応出来るということになる。

Quad OC48c POS(quadは"4"なのでOC48cが4個入ったモジュールという意味)のカードはSingle OC192c POSより少し高いが、新型のQuad OC48cを導入することに変更した。 スーパーSINET側は当初は(旧型の)OC48c POSにして、来年度に新型のQuad OC48c POSを導入してもらうことにした。
 

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