SS研:HPCM2001「コンピュータ開発におけるCAE技術の現状」

「コンピュータ開発におけるCAE技術の現状」(4/18)



開発期間の短縮化に対応するため、CAE技術は進化発展し、従来の評価シミュレーションから設計シミュレーションへ移行した。つまり分析(アナリシス)から統合(シンセシス)へのツールに変化した。従来の評価シミュレーションの時代、開発は基本設計、詳細設計、試作、量産検証のプロセスで行われ、CAE技術は設計検証、試作照合、障害の分析に利用された。今の時代、設計シミュレーションは必須であり、CAE技術は方式検討、仕様設計に利用され、開発のプロセスは基本設計、詳細設計、試作・量産検証に変わった。試作回数の削減により期間短縮を実現している。設計シミュレーションの実現のために、物性の計測・解析の精度検証・最適なシミュレーションツールの選択を事前に行っている。

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