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     これは富士通の社内事務効率化の例です。

     人事・総務部門の構造改革が始まったのは1993年。「マイオフィス」と呼ばれる自己責任型事務処理システムの導入が、その大きな柱となりました。
     「マイオフィス」導入に当たっては、徹底的に業務を分析し、236の業務フローを整理しました。322種の伝票や帳票があること、さらには押印箇所が全部で1,170に上ることも分かりました。
     こうした状況を改善して、ペーパーレス化し、重複した承認行為を簡素化して、事務処理の効率化とスピードアップを実現するために、「マイオフィス」の開発が始まったのです。
     承認処理は、ほとんどの手続きで、1回だけにしました。例えば、出張なら直属の上司が行います。家族手当の申請では、上司は介在せず、人事が行います。
     「マイオフィス」は95年に本社で試験的に運用を始め、改良を加えた後、翌年から全社に展開しました。

     時を同じくして、給与計算業務を集約し、総務購買業務にEDIを導入しました。

     これらの取り組みによって、ペーパーレスや業務の効率化、そしてスピードアップが実現し、 大幅な人員削減につながりました。95年7月に約1250人いた人事・総務スタッフは、96年5月には約750人に削減されました。その後、社員からの問い合わせや相談の窓口業務をコールセンターに集約し、結果、人事・総務の人員数は750名からさらに600人にまで削減されました。

     現在、このシステムを外販しています。大学でもご利用頂けるのではないでしょうか?

    インターネット時代の総務・人事業務の新スタイル
    http://glovia.fujitsu.com/jp/products/glovia_s/cybersmr/010123/index2.html


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